Monthly Archives: 7月 2014

斎藤投手おめでとう!

斎藤投手おめでとう!

思わずうるっときてしまいました。。785日ぶりの勝利、誰にも想像つかないほどのストレスで、これまで本当に大変だったんだろうなーと思う。これが新たな第一歩として、今後の野球人生が素晴らしいものになってくれることを切に願う。

甲子園決勝、再試合、甲子園まで見に行ったなーとふと思い出す。今後の人生でもあれ以上の試合を観ることなんてないだろう。甲子園のVTRでよく使われるのは田中投手が打者として斎藤投手と対峙し、試合を終えるシーンだが、個人的に一番印象に残っているのは延長15回の表2アウト、4番打者本間選手に対する斎藤投手の投球。

3球連続ストレート(ここに来て最速147キロ!)が外れノーストライク3ボール。その後もストレートが続き2ストライク3ボール。本間選手は一度もバットを振らない。最後、誰も予想しなかったフォークボールで空振り三振。一球投げるごとにその球速に会場がウォォっとどよめき、最後歓声に変わったのを覚えている。本当に漫画みたいだった。

なにはともあれ、おめでとー!!

危機一髪

危機一髪

今週末はサンディエゴでおこなわれた世界最大のコミック系イベント「Comic-con」に出陣。こちらの詳細は後日書くとして、今日はちょっと、いやかなりドキッした出来事について書き留めておきたい。

事の始まりは数か月前。車に乗る人なら分かると思うのだが、タイヤの空気圧が下がってくると運転席の各種メーター周りに小さな黄色いランプが点灯する。以前も一度点灯したことがあり、空気圧を正常に戻した後も点灯したままだったのでディーラーに聞いたところ、「ロサンゼルスは昼夜の気温差が激しいのでランプが正常に作動しないことがある」とのこと。

ずっとランプが点灯しっぱなしだったが、まぁ見た目で空気が減っているように見えるわけでもないし、ちょっと気になるなー、というくらいであまり気にしないようにしていた。

そして先週の木曜。

インターン先からの帰り道高速道路で走っていると、横で走っているトラックがプップップとクラクションを鳴らしている。気になって見ると何やら運転手がこっちを見ながら指先をクルクルを回している。空気圧ランプのことは気になっていたので、その瞬間ピンときた。

パンク?

これはやばい。すぐに車を止めるべき?しかし運悪く右にも左にも路肩がない。高速道路のど真ん中で止まるのも危険過ぎる。考えろ、考えろ。

取りあえず命の恩人運転手さまに軽く会釈をする。かるーくパニックになりながらも高速道路からの脱出が最優先と考え、ささっと右のレーンに移動して一般道へエスケープ。目の前に見えたガソリンスタンドに駆け込み一先ず危機を脱する。

車から出て見てみると、おやまあ、見事に左後ろのタイヤがペチャンコ。こちらのガソリンスタンドには大抵空気を入れるポンプが付いているので、入れた経験は今までないがトライしてみることに。自転車と同じ要領でキャップを外し、ポンプの先をくっつけてシューっとトリガーを握るだけ。みるみるタイヤが大きく戻っていく。なんだー、意外に簡単じゃん。穴でも開いたのかと思ったが、入れ終わった後空気が漏れている気配はない。念のため他のタイヤも空気をありったけ入れて、一抹の不安を抱きながらも家に向けて再出発。途中あの空気圧ランプが数か月ぶりに消えるという奇跡を確認し、勝利を確信。

しかし翌日、ランプが再び点灯する。

もうこうなると全て疑心暗鬼になり、再びガソリンスタンドで空気を入れ、ランプが消えるのを確認しても全然不安が拭い去れない。そして今日、ディーラーに持っていって見てもらうことに。「入り過ぎくらい入ってますねー」とのこと。そりゃあそうだ、2日に渡ってありったけ入れたんだから。空気圧は高すぎても危険だそうなので注意。それによってランプも点灯することがあるらしい。ところが左後ろのタイヤの空気圧を確認したとき、ディーラーのお兄さんが一言、「あれ、空気圧正常ですね」。

他のタイヤが全て空気圧が高い中、左後ろだけ正常。絶対これは何かある。と思ったらあった。でっかい釘が一本刺さっていました!

早速釘を抜いてもらうとシューシューと空気が出てくる。釘が刺さっていた時はすこーしづつ隙間から空気が漏れていたんではないかとのこと。抜いた穴にゴムみたいなガムみたいなやつをギュギュっと詰めて、はい、完了。このまま釘の存在に気づかず高速走行中に完全にパンクして事故でも起こしていたら。やれやれ、本当にホッとした瞬間。

ロサンゼルスの道は日本の道と比べ、掃除するのが遅い。結構ゴミみたいなものが道路に落ちていても1週間くらいそのままなことがままある。気をつけようがないが、空気圧が下がった時には何かタイヤに刺さっていないかまず疑ってみるべきだろう。タイヤが正常な状態であれば、空気圧は半年くらい経過しなければ低下しないそうだ。色々と勉強になったが、こういう怖い体験はあまりしたくないものである。やれやれ。

サンタアニタパーク競馬場

サンタアニタパーク競馬場

昨日はダウンタウンから車で30分ほどのアーケイディアというところにあるサンタアニタパーク競馬場へ。といっても競馬を見に行ったわけではなく、ダウンタウンでも前にやっていたナイトマーケットが開催されるということで現地に行ってみたところ、なんと競馬場での開催だったというわけ。

小学生の頃競馬ゲームにはまり、中学三年間を馬の世話?に捧げたこともあって、非常に感慨深いものがあった。なにしろ、あのシンボリルドルフが現役最後に走ったコースである。そして世界最高峰の競走馬たちが集まる、ブリーダーズカップが今年を入れて3年連続で開催される競馬場でもある。そう、ホースマンの憧れブリーダーズカップ!これは行かなければなるまい。

最近はアメリカの競馬界はあまりお財布事情がよろしくないようで、サンタアニタパーク競馬場を含めたアメリカ西海岸の主要3競馬場のうち、ハリウッドパーク競馬場が昨年閉場してしまった。ここはしばらく持つといいのだが。ちなみに余談だが、ここサンタアニタパーク競馬場は第二次大戦中の日系人強制収容所にも使用されたそうな。

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これが概観。競馬場とは思えまへん。もちろん競馬新聞片手にオレンジの鉛筆を耳に挟んだオジサンなんていない。

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こちら映画でおなじみシービスケット。記録よりも記憶に残る馬と言えるだろう。アメリカ版ハイセイコー。不遇の幼少時代を過ごしながらも徐々に頭角を現し、世紀のマッチレースでなんと最強三冠馬に圧勝。大恐慌時代の暗い人々の気持ちに光を射した。

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こちらそのマッチレースでシービスケットに騎乗したジョージウルフ騎手。35歳の若さで落馬が原因で亡くなった。ジョッキーは死と隣り合わせの職業である。

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こちらはアメリカのアイドルホース、ジョンヘンリー。遥か海を渡って日本のジャパンカップにも出走したことがある。一番人気に支持されたものの結果は惨敗。去勢しているため、子供は残せなかった。

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こちらコースの風景。なんだかアトラクションが見えるが乗れるのかな?

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こちらは比較的新しい。ゼニヤッタというおうまさん。なんだかナニワのお兄さんが願掛けでつけたような儲かりそうな名前だが、本当に儲かってしまいました。600万円くらいの安馬だったのに獲得賞金7億円以上くわえて帰ってきた孝行者。一風変わった牝馬だったそうで、体重は牡馬もびっくり544キロ(牡馬でも500キロあったらかなり大きい方)、そしてギネスビールが大好物だそうな。今は育児で忙しいらしい。

ちなみにサラブレッドの父系を辿ると全て3頭の馬に辿りつくのは有名な話。サラブレッドは走るために作られた品種なのだ。ただし、実は最速の馬ではない。サラブレッドよりも短距離走が速い「クォーターホース」という品種もいたりする。馬術向けに品種改良された馬もいる。これだけ種類が豊富なのも、人間と馬の関係の深さの表れだろうか。

パズドラとブレイブフロンティアに見るアメリカ市場における失敗と成功

パズドラとブレイブフロンティアに見るアメリカ市場における失敗と成功

前回に引き続きちょっと真面目にゲームの話。こちらにいて、よく日本産のゲームとして引き合いに出されるのが「パズドラ」と「ブレイブフロンティア」だ。後者はいわゆる日本っぽいゲームがアメリカで受け入れられた例として、前者はアジアで強烈なヒットを飛ばしたのにこっちで売れないのはなぜ?という例として語られる。

そう、パズドラはアメリカで「失敗」したのだ。

失敗といっても、並のゲームだったら十分に大成功レベル。トップセールスのチャートで10~50位くらいをコンスタントに取っている。ただし、あのパズドラである。お化けコンテンツのパズドラである。まことしやかに囁かれていたのは、「日本風のデザインがアメリカ人に受け入れられないのではないか」というもの。しかし、「ブレイブフロンティア」がコンスタントにトップセールス10~20位近辺をマークするヒットを飛ばしたことでそれは否定された。そもそも、ファイナルファンタジーの時代から日本のゲームはアメリカで売れているのだから当然といえば当然。じゃあ問題はなんだったのか。

私が行き着いた答えはマーケティング。

ではiPhoneのダウンロード数のランキングを見ていこう。

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こちらはClash of Clans。こちらでは誰もが知る超ヒットコンテンツで、ソフトバンクが開発会社のSuperCellを買収したのが記憶に新しい。常にゲームのダウンロードランキングでトップ50位以内に入り、2014年に入ってからはさらなる広告の強化の効果なのか10位以内をコンスタントに取っている。これだけ月日が経って未だにダウンロードされているのは驚異的である。

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続いてブレイブフロンティア。Clash of Clansほどではないが、しばらくの間100位以内をキープし、今なおいい位置をキープしているのが分かる。

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そしてパズドラ。なんと立ち上げすぐ1500位を下回る圏外となる。2013年の7月頃から11月頃にかけて、Clash of Clansとの相互キャンペーンによるものなのかランキングが急浮上。大々的なプロモーションをおこなって再起を目指したのが見て取れる。しかしながら、時すでに遅し。11月を過ぎた頃にどうやらあきらめたようだ。

上記2つの成功コンテンツと比較し、明確な違いがある。「Facebook」連携だ。こちらではみんなハードにFacebookを使うのは以前述べた通りだが、こちらではFacebookで昔流行ったゲームの流れそのまま、Facebook経由で皆友達を誘うのだ。なんとこの必須とも言える機能がアメリカ版パズドラにはない。恐らく担当者がその重要性を知らなかったのだろう。だって日本では重要ではないのだから。出すのが早すぎたとも言える。後発のブレイブフロンティアはアメリカ市場の特性を捉えアジャストすることができた。

逆に言えば、この程度のダウンロードで売上上位をキープしているのはある意味驚異的である。恐らく、LTV(一人お客さんを獲得するあたりの収益)で言えば、アメリカでもパズドラは上記2つのコンテンツを凌いでいる。だからこそ、初期のマーケティングの失敗が悔やまれる。

私は、この失敗がなければパズドラがアメリカ市場を制覇したと思っている。パズドラがアメリカでぱっとしない、という話を聞いて、アメリカ進出をあきらめたデベロッパーがどれだけいただろうか。無理やりアメリカに合わせたコンテンツを作ろうとしてゾンビだとかよく分からないモチーフでゲームを作り直したところがどれだけあっただろうか。

タラレバの話だが、もしパズドラが成功していたら。後に大勢日本のゲーム会社が続き、アメリカのランキングを席巻していた様子が目に浮かぶ。市場規模が倍になるので、かけられる予算も増え、より良いゲームが生み出される。やっぱりゲームは日本が凄いよね。マリオの時代から俺は知ってたぜー、最近は本気出してなかっただけだよ、と。

でもまだ遅くはない。ブレイブフロンティアに感化された日本のゲーム会社とそのスマートフォンゲームが、次々とアメリカに登場してはランキングを塗り替えていくことを願わずにはいられない。全然関係ないが、ブレイブフロンティアを開発している会社の社長さんと以前麻雀を打ったことをふと思い出した。今はウハウハで麻雀どころじゃないんだろうなぁ。

中国産のゲームを考察する

中国産のゲームを考察する

昨日母が無事日本に帰国。昨日、今日と珍しくロサンゼルスは曇っている。来てくれたタイミングが良かった。

ところで、今中国系のゲーム会社のアメリカ支社でインターンをしているのだが、ここに来て中国産のスマートフォンゲームに触れることが多い。恐らく多くの人は触ったこともないと思うので、その特徴を挙げてみたい。ちょっと業界よりの話なのでご容赦のほど。そういえば遠い昔にMixiで流行ったサンシャイン牧場は中国産だったか。

1.ゲーム内容が異常に充実している

なんというか、ゲーム内の全ての遊びの部分が、「ああ、これ良く見るやつだ」という感じの内容で構成されている。通常日本でゲームを作る時は、はじめに色々と入れたほうが良さそうな機能をピックアップして、予算やスケジュールの関係などで削っていった結果、シンプルにいわゆる「ガチャ+合成」という機能と、パズルだったり遊びとしてちょっと楽しめる要素が残り、後は細かい調整だとか戦略部分に時間を割いたりする。ところが、中国産のゲームは全ての機能がてんこ盛り。日本のゲームの3倍くらいのボリュームがあり、一日にこなさなければいけない最低限のことだけで合計すると3時間くらい遊ばなければいけなくなる。人海戦術のなせる業である。

2.全然考えていない

とりあえず異常な量のコンテンツが入っているものの、全然練られていないので面白くなかったり、売上に全く結びついていなかったりする。ぎりぎりのところでなんとかゲームバランスが崩壊せずに保たれている。

3.誰もゲームの全体像を知らない

担当者にゲームの内容について確認すると、「確認するよ」という謎の返事が返ってくる。担当しているのに深く遊んでいないのでジャングルのようなゲーム内容を隅々まで理解していない。驚くのは、誰一人として全てのゲーム内容を把握している人がいないこと。ゲーム内容ばかりでなく、担当のゲームの売上すら正確に把握していない。日本だったら担当失格レベルである。

4.アップデートがしづらい、というかほとんどしない

日本のゲームであれば、矢継ぎ早にアップデートが入って日々更新されていくものだが、こちらでは誰も全体像を把握していないため、恐らくプログラムのソースコードに触れるのが怖くてアップデートをしたがらない。なのでたまーにキャラを追加したりするだけで、後はフォーマット化されたイベントが延々繰り返される。ゲーム内誤字脱字を永久に直さない。

 

中国産のゲームについてまとめると、足りていないものは何一つない!全部入り!という感じの内容で、一体どれだけ工数をかけたのだろうと非常に驚く。ただし作りがやたら雑で運営クオリティも非常に低いことにもっと驚く。ちょっとコンサルが入って内容が良くなれば化けそう、と思っても改修が難しいのでそうもいかない。なかなか難解である。

でも、売り上げている。少ない人数で月一本くらいのゲームを北米でリリース、どれもそこそこ売り上げているのだからすごい。トップは狙わない、でも数で稼いでトータルで利益を上げる。こういうビジネススタイルもあるのかーと目からウロコが落ちることが多い。北米のスマートフォンゲームはランキング圏外でも十分に稼げる裾野の広い産業になりつつあるようだ。

母が訪米

母が訪米

今週の木曜日から母が訪米。木曜日は職場から帰ったあとUSCをぐるっとまわってLABというUSC前のバーでハンバーガーを食し、昨日はユニバーサルスタジオへ。日本を含め初めてのユニバーサルスタジオということでワクワクドキドキ。

アメリカの遊園地にはよく「VIP」というチケットがあり、追加の料金を払うことで乗り物に優先搭乗することができたり、各種特典が受けられたりする。ディズニーなどにあるファストパスを常に利用できるイメージだと考えてもらえると分かりやすいだろう。今回はなんとそのVIPチケットで入園させてもらった。なんでもお金で解決できてしまうところあたりがなんともアメリカらしい。

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こちら園内の様子。サウスパークのアトラクション。

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マリリンモンローに扮したキャストがド派手な車を運転中。

乗り物に一通り乗った印象で言うと、ジュラシックパークはちょっと短いスプラッシュマウンテン、マミーはちょっと短いスペースマウンテンといったところ。他は3D系の映像を見ながら椅子がガタガタ揺れる類のものが多い。その中でよかったのはシュレック。元の映画を観ていなかったのだが、十分に楽しむことができた。

しかしなんといってもユニバーサルスタジオで見どころといえば、実際の映画スタジオを説明を聞きながら回れるところ。非常に貴重な経験になった。VIPと普通のチケットで回るところは違うらしいので注意。

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セットその1。裏側の壁は全く別の見た目になっている。

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映画に登場した車がズラリ。三菱のエクリプス・スパイダーもあった。

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わわ、上流から大量の水が!

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洪水だ!逃げろー

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わーわー!こりゃ大変!

といってもこれもセット。一回にとんでもない量の水が使われるらしいが、間近で見られてよかった。

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むむ、飛行機が墜落している?!

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これは大惨事。

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民家も大打撃である。

これらはトムクルーズ主演のWorld Warという映画で使われたセット。使われなくなった旅客機を60万円ほどで購入し、2000万円ほどかけてここまで運んだらしい。しかもこのセットが使われたのは映画中5分にも満たないシーンだとか。いやはや。こうやってアトラクション代わりにその後再利用できるユニバーサルスタジオでなければできないかもしれない。

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こちらはロストワールド・ジュラシックパークのセット。

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家の中のセットもあり。家の撮影をするのになんでどこかの家に行かずにわざわざセットを作るんだろう、と以前思っていたが、ここに来て納得。天井には大量の照明やカメラなどの機材がズラリ。欲しい絵を撮るためには家の中で撮影しようとすると天井や壁を壊さないといけないのでセットのほうが効率がいいのだ。

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映画に使う小道具部屋。同じテーブルがいくつもの映画で使われていたりする。だーれも気づかないからOKとのこと。

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フィナーレは大人気のショー、ウォーターワールド。これを観るだけでも来る価値があったと思えるはずだ。というわけで、なかなかに充実した初ユニバーサルスタジオであった。

アニメエキスポ

アニメエキスポ

遅ればせながら先週土曜にアニメエキスポに参加してきたのでご報告。昨年の誓いの通り、今年はコスプレをしていこうということで私はピカチュウの着ぐるみで参戦。来てみて改めて日本のソフトパワーの凄さを感じる。今の私の世代で数多くの外国人が日本の文化に影響を受けて育っている。アニメ、マンガ、ゲーム、音楽。そしてその多くは海賊版によるもの。日本企業がそこまで本気で海外の開拓に乗り出さず、日本に留まってしまっているのはなぜだろう。頑張っているのはソニーと任天堂くらいか。

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この人出。去年よりも混んでいたのは間違いない。メインホール開場一時間前に到着したにも関わらず、炎天下で2時間待ち。溶けそうになる。

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今回一番面白かったのは「ジョジョの奇妙な冒険」のQ&Aセッション。物凄い勢いで手が挙がる、というかむしろ立ち上がっている。これはさすがに文化の違いというやつだろう。Q&Aセッションの前には英語吹き替え版のアニメを放映。名場面ではいちいち「オオーッ!!」と歓声が上がる。こんなに盛り上がりながらアニメを観たのは初めての体験であった。言葉を交わすことはなかったが、以前仕事でお会いしたことのあるS社の方が登壇していてちょっぴり嬉しかった。

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DIOや吉良も登場。コスプレイヤーもジョジョに対しては気合いの入り方が違うようだ。吉良に至っては日本のみで数量限定発売された吉良専用ネクタイまで着用。実は私もずーっと前に衝動買いして持っているが、現在はヤフオクでも価格が高騰しているレアなもの。アメリカ人がどうやって手に入れたのか謎である。

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こちら「進撃の巨人」に登場する女型の巨人のコスプレ。小さい人形を自作して紐にくくりつけているところにクリエイティビティを感じる。

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こちらはFF13の主人公ライトニングのドットアート。1メートルくらいあって結構大きい。750ドルなーり。

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こちらはお絵かきコーナー。アメリカでも結構高いレベルで日本のアニメ絵を描ける人がいることに驚く。こちらはまどまぎの絵。

昨年に引き続き、日本に対する愛が感じられるとてもいい体験になった。こういうところでクリエイター側はモチベーションを上げられるのだろうなーと思う。今月はサンディエゴでコミコンという漫画のイベントもあるので楽しみだ。

インディペンデンスデイ

インディペンデンスデイ

一年前にも同じようなタイトルでブログを書いた気がするが、あの時は右も左もわからずにHISのツアーに参加してサンタモニカを回ったり、天文台から花火を見たり、これから始まるロサンゼルスでの学校生活に思いを馳せてワクワクドキドキしていたのを思い出す。

あの時の期待やしたいと思っていたことをかなえられているだろうか。あの時一人もいなかったロサンゼルスの友達は、気づいたらいつの間にか凄い人数に増えていて。アメリカでインターンするという当初の希望もかない、順風満帆な気もするが、あと一年しか学生生活がないと思うと早く色々手を付けないと、と色々焦りもあったりする。

そんな中、昨日はとっても嬉しいことがあった。インターン先で半期の納会があり、表彰されたのだ。表彰理由は「担当プロジェクトに対する献身的な頑張り」ということらしい。いただいたものはちょっとしたものだったが、普段頑張るときはコソーリ見つからないように頑張ることを信条としているだけに、見てくれている人は見てくれているのかな、とそれ以上に嬉しいものがあった。社長からは「いつから学校始まるの?もうすぐにでもオファーを出したいんだけど。」と感激のお言葉。まだ何も結果を出していないので、利益でしっかり返さないと、と思いを新たにするのであった。

今後どこでどんな仕事をしていくのか、一年後の姿は全く想像できない。ただ、一つ言えることはゲームが天職であるということ。どこでどんな仕事をしたとしても、結局ゲームの何かをしているはずだ。夢があって、他の人が聞いたらきっと突拍子もない夢で、きっとそこまでは果てしなく長い道のりになるだろうが、そこに向かって少しづつ進んでいる、という感覚が、ああ、本当にこんなにたくさんの機会を与えてもらえて幸せ者だなー、と改めて実感させるのであった。

Blue Whale

Blue Whale

昨日はUSCからUCLAに転校したA氏がもうすぐダウンタウンを離れてUCLAの近くに引っ越すということで、リトルトーキョーでなぜかコリアンバーベキュー。その後Blue Whaleというジャズバーに飲みに行った。

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コリアンバーベキューが食べ放題だったこともあり、調子に乗って食べ過ぎて気分が悪くなったので、お口直しに餅アイスクリーム(雪見だいふくのようなやつ)を調達しにジャパンビレッジに向かう。中央の広場でコンサートがおこなわれていた。

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こちらBlue Whale。入場料は10ドル、お酒も一杯5ドルくらいと割安である。A氏曰くそこまで良くなかったなーとのこと。うーむ、どこらへんが違うと良いんだろうか。ジャズの世界は難しい。

A氏との付き合いももう一年以上になる。長いもんだ。転校騒動が懐かしい。学校が移ってから会うこともなくなるかと思っていたが、なんだかんだで月一回くらい会っている気がする。引っ越してもよろしく。