バタフライ・エフェクト

バタフライ・エフェクト

ブラック・ショールズモデル(マジカルミステリーな金融の数式)を思いついたブラックさんとショールズさんにちょっぴり恨みを感じつつ明日のファイナンス期末試験の勉強に苦戦しながら、ふと今日(アメリカ時間で12月8日)はジョン・レノンの命日だったことに気付く。

中学2年生の時、友人S氏が文化祭の後夜祭の待ち時間にウォークマンのイヤホンの片一方を貸してくれてビートルズの「Help!」を一緒に聞いたのだが、そんな些細なことで私のその後の人生は全く違うものになった。

人生とは不思議なもので、ほんのちょっとしたきっかけでその後の人生が全く違うものになったりする。バタフライ・エフェクトとは「ある場所での蝶の羽ばたきがそこから離れた場所の将来の天候に大きな影響を及ぼす」というカオス理論を簡単に説明した例えで、「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じ意味合いである。

人生のターニングポイントを以下時系列にするとこんな感じ。

1. ビートルズのHelp!を「たまたま」聞いてギター(6本の弦は多すぎて大変なのでその後ベースに転向)を始める
2. 音楽をやっていたことがきっかけでK氏という同じくギターをやる友人と仲良くなる
3. 大学でK氏の激しい誘いによりスノーボードサークルに入る
4. そのスノーボードサークルでできた他の友人が某社に入社し、某社に興味を持つ
5. あまり考えずに某社に入社してしまう
6. 社内で現在の妻と知り合う
7. 妻の薦めでゲームの部署に異動&結婚
8. もっと高予算のゲームが作りたくなって(+その他諸々の理由で)アメリカ留学←イマココ

私の人生の場合1がバタフライ・エフェクトを起こしていて、「たまたまウォークマンを持っていたS氏と後夜祭での待ち時間」がなければ、その後の2~8のターニングイベントは発生せず、全く違う人生になっていた。

さらに遡ると、祖父の母は「スペイン風邪により亡くなった曽祖父の妻」の後妻だそうで、スペイン風邪が流行していなかったら私はもちろん、祖父や母も存在すらしていない。歴史の授業でしか知らないスペイン風邪に感謝しないといけないのは不思議な気分だ。

そんなことをぼんやりと考えながら、きっと後で思い返すとこの留学は今までにないほど大きなターニングポイントになるのだろうと考えてみる。それも多分私だけではなく。さぁて今日の現実逃避はこれくらいにして、ブラックさんとショールズさんの考えを紐解くことにしましょうか。

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