夢の入り口

夢の入り口

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昨日は、USC Marshallの先輩で受験の際も大変お世話になったアメリカ人C氏の手引きで、世界No.1のオンラインゲーム会社ブリザードエンターテインメントを訪問(C氏はMBA中のインターンを経て入社)。高校時代、この会社の出した「ディアブロ2」というオンラインゲームに2年間はまり続け、将来この業界で働くことを決意するようになった、憧れというかもう雲の上の存在。あの時10年後にブリザードのオフィスに入ることができるとは考えもしなかった。本当に感慨深い。

VisitorsMap

こちらはブリザード入り口のマップ。ブリザードの名作ゲーム、「スタークラフト2」のエンジンで作られている。芸が細かい。

15時訪問。1時間ほど仕事場をぐるっと一周させてもらったあと、定時の17時までの残り1時間はオフィスでC氏のとなりの机に座らせてもらって資料などを読ませてもらったり雑談したりした。その後食事。ここで詳しくは書けないものの、一言で言えば「カルチャーショック」。これでは日本のゲーム会社は普通にやっても到底太刀打ちできない。とにかく勉強になった。特に印象的だったのは以下の3点。

•アメリカ的な完全分業体制

統計学のPh.Dなどを持つ人達が集まったマネタイズ、KPI専門の分析チームや、監視専門のチームなどとにかく細分化されて分業が進んでいる。しかも横のつながりも充実しており、メールで全体に質問するとすぐに誰からか返答がある。フィギュア飾りたいからいいプラスチックのケース持ってない?とか聞いても5分後にはだれかが持ってくるらしい。

•クリエイティビティー

とにかくクリエイティブ。日本の某社新オフィスを訪れた際に感銘を受けたが、そのオフィスが滑稽に見えるレベル。そこらじゅうにアートワークや落書き?みたいのが溢れている。某チームのフロアはゲームの雰囲気に合わせてオフィスが暗くお化け屋敷みたいになっている。入り口もダンジョンの入り口みたい。クリエイターは基本一人一室。キャラクターデザインを1から起こすのでアトリエや図工室みたいのがある。図工室には3Dプリンターがあり、デザイン→物に変換して詳細を詰めることが容易。

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•ゲーム大好きカルチャー

ゲームをプレイすることが第一優先の文化。昼食後にはみんなゲームをする。みんなブリザードのゲームが好き。どの仕事をしている人でもゲームのテストプレイが全ての仕事より優先される。いつまでゲームしてても全く問題なし。日本でも優秀なディレクターやプロデューサーは例外なく自社他社問わず最新のトレンドのゲームをやり込んでいるが、それが隅から隅までカルチャーとして浸透していることに心底驚いた。

本当はもっと詳細に書きたいが、まずそうなので記憶の新しいうちに手元にメモしておく。そのまま活かせる部分、参考にならない部分があるが、今のうちにもっと色々な企業を回って見識を深めたい。

食事はジョンウェイン空港そば、メインプラザ内にあるハンバーガー屋へ。名前忘れた。ハンバーガーの写真も取り損ねる。。

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店のRATINGがほぼ☆5つとハンバーガーも文句のつけようがない美味しさだったが、上の写真のドリンクは今まで飲んだことのない味で本当にうまい。スイカのジュースなのだが、緑色の香りの強い葉っぱ(ミントかパクチー?)が入っており、絶妙なバランスとフレッシュ感。客は全員このドリンクを頼んでいた。日本で売れば絶対売れるのになぁ。レシピが知りたい。

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