統計学とオペレーションコンサルティング

統計学とオペレーションコンサルティング

ブログというのはオープンなものなので、なかなか日記のように好きなように書くわけにもいかず、それが最近なかなか更新が滞っている理由になっていたりする。「これは書いていいんだろうか」と思って途中で書くのをやめてしまったりということが結構あるのである。ウーム、独り言のつもりで適当に始めたものなのに、書くことを選ばなくてはいけないというのはなかなか難しいものだ。

先日カジノについて統計の話を書いたが、元々数字が好きなこともあってこれがなかなか勉強していると面白い。「こういった場合の確率はどう計算すればいいのだろう」「こういった場合の資源最適化はどうすればいいのだろう」といったことは、大体検索すれば例がヒットし、Excelやその追加機能を使えば解が導けるものがほとんどなのである。もしMBAに来る前に知っていたらゲームの運営で応用できていただろう。

オペレーションコンサルティングという今受講しているクラスの一つは、そんな統計学などを用いて各社が抱えるオペレーションの問題を解決しようというのが一番大きなゴールとなっている。実際に週1回クライアントと話して内容を詰めていく。今回は社員をどのような計画で10倍にするかというプランなので、効率化とは大分異なるが中々面白そうだ。

数字を基に物事を考えることはビジネス上不可欠であるが、こちらのゲーム会社を色々見ていて分かったことが一つある。良いゲームを出している会社は例外なくデータをほっとんど参考にしていない。評価の低いゲームばっかりだしている会社はほぼ数字を基にデシジョンメイキングをしている。ゲーム会社は、クリエイティビティと数字は相反するものであるということをしっかり理解した上で、上手にデータと向き合う必要があるだろう。本来ゲームに支払われる報酬はプレイヤーの感情の振れ幅に対し発生するものであり、売れたイベントやキャンペーンの頻度を増やすことで支払われるものではないのである。

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