Game Developer’s Conference in サンフランシスコ

Game Developer’s Conference in サンフランシスコ

一昨日、昨日と1泊2日の弾丸ツアーでサンフランシスコのGame Developer’s Conference(GDC)へ。東京ゲームショウなどと違ってほぼ業界人向けのイベントのため、一般の方が行って楽しめる要素はあまりなかったりする。初日はUSCのシネマスクールによる懇親会に参加。200人以上参加していて凄い盛り上がりである。日本はゲームの専門学校こそあれ、大学がまともに取り組んでいるというのは聞いたことがない。運よくThatgamecompanyの創業者の方とちょっとだけ話せた。

2日目は、MBA出身で某ゲーム会社へ行った珍しい経歴のN氏と一年ぶりくらいに再会。なかなか世界を股にかけて面白い仕事をされているようだ。またロサンゼルスで飲めるといいのだが。

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こちらアタリのブースで展示されていた伝説的クソゲー(低クオリティゲーム)E.T.。膨大なライセンス料を支払ったにも関わらず、開発開始からクリスマスに間に合わせるため発売までたったの6週間、製作チーム1人という絶望的な状況でプロジェクトがスタート。案の定莫大な赤字を出してアタリ社倒産のきっかけとなり、数百万本が廃棄処分となって埋立地に埋葬された。その後2013年に、都市伝説と化した廃棄の話の真偽を確かめるため大々的な発掘作業がおこなわれた結果、無事ソフトが発掘されたことから噂は真実だったことが明らかになり、発掘されたパッケージはスミソニアン博物館に所蔵されたという。なんというか、なんとも間の抜けた話である。

この他にもいくつか興味深い展示があったが、スマートフォンゲームの流行もあってか日本人が多く見受けられたのが印象的だった。特にアプリに対する広告系、データ分析系のサービス紹介が多かった気がする。バブルのような一過性のもので終わらず引き続き日本のプレゼンスを世界に示していってほしいものである。

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