グループワーク

グループワーク

昨日はケーススタディの準備に追われて寝る暇もなく、ブログの更新が滞ってしまった。明日はグループワークのプレゼンテーションがあるのでまだまだ今日の夜も長そうだが、記憶の新しいうちに出来事をまとめておきたい。

7月23日(火)

11時学校集合。来たばかりで時差ボケの残る人がいるのを考慮して、朝が遅めになっている。22日が13時集合、24日は9時、25日は8時半と徐々に朝の時間に慣れていけるようになっている。

今日のカリキュラムは以下の通り。

・カルチャーショック

ロサンゼルスに来て驚いたことなどを生徒同士で共有するディスカッション形式の授業。噂に聞く通り、こちらの授業では常に発言を求められる。話す機会があるのであれば、順番が来るのを待つのではなく常に手を上げているくらいの心構えが必要だ。今のところ発言頻度は平均くらい、発言のレベルは下の下。どうしても英語だと文法を間違えずに話すことで頭が一杯になってしまい、思考が浅くなってしまう。

話に挙がった中で印象的だったのはスキッドロウの話。私の住んでいるアパートから2ブロックほど離れた場所にあるのだが、ダウンタウンの中で極めて治安の悪い地域である。ボランティアがホームレスに配給をおこなっている地域のため、近くの刑務所で刑期を終えた元囚人の方々が集まってくるのだ。これは一度落ちてしまうと普通の生活すらままならない超格差社会アメリカの制度にも大いに問題があるだろう。ここについてはまた時間がある時にゆっくりと書きたい。

・在校生によるパネルディスカッション

在校生の方々に色々と質問できる時間。

・Honor Code

ざっくり言ってしまうと校則についてのレクチャー。授業に遅刻するな、とかカンニングはだめよ、とか割と普通のお話。

・ビジネスライティング

今日は論文を書く場合の脚注の付け方について。文献によって書き方が違っていて結構ややこしい。引用は論文全体の20〜30%程度が好ましいらしい。また、最近は”Turnitin”というツールによって膨大なデータベースの中から、学生が書いた論文が他の論文を脚注をつけずに引用、つまりコピー&ペーストをしていないか、調査するのだという。パラフレーズしていても看破できるらしい。学生の中には”Turnitin”と契約して裏をかこうとする猛者もいるそうで、このあたりはやはりいたちごっこのようだ。脚注と要約に関する宿題が出た。

7月24(水)

9時集合。ケーススタディの準備とビジネスライティングの宿題のため前日ほとんど寝られず。

・ケーススタディ

ケーススタディは激しい議論の応酬についていけないのではと予想していたが、自分の立場をはっきりを決めてケースを読み込んでおけば恐るるに足らず。授業のかなりの部分が発言点が占めるので、挙手率が非常に高く、その中でどう目立って当ててもらえるかも重要な戦略になりそう。

買収する候補として2社挙げられており、したほうがいいのか、しないほうがいいのか自分のスタンスを決めて議論する。私はA社の買収には賛成で、B社の買収には反対の立場をとった。

A社は買収元にない機能を有しており、買収することによりシナジーが見込める。さらにはA社は過去6年で売上が10倍に伸びており、政治的な要素がからむものの今後も同市場は成長が見込める。B社の場合は買収元がすでに同様のビジネスを展開しているためグループ内競合となりシナジーが見込めないのではないか。さらにB社は創業者の特殊なバックグラウンドにより今まで宣伝費が圧縮できており、創業者が辞めた場合のリスクが非常に大きい。何か創業者が辞めないように契約で縛らなければ、このまま買収するは危険である。

結局手を挙げていたものの最後まで指されることはなかったが、思考を深めるプロセスは大変勉強になった。

・グループワーク

現在進行中。内容はチームで新しい国家を作り、思想や法律、国旗等を定めてくださいという割とお気楽な内容。チームメンバーは中国人、香港人、ドミニカ人、アメリカ人、インド人、日本人(私)の五人。今はメールでやり取りをしながら明日のプレゼンテーションに向け準備を進めている。「Masaはゲームクリエイターだから、国旗のデザイン担当だよね」と満場一致で決まってしまい、デザインの経験はないものの急いで意見をまとめ、FedExが閉まる前に駆け込みでプラスチック製の国旗を作成した。現在は他のメンバーが煮詰まっているところを手伝っている。英語がうまくなくても貢献できることにちょっぴり安心。

今夜も長くなりそうです。

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