今日は学校にPink’s Hotdogという有名なホットドッグ屋が来てなんと学生に無償でホットドッグを振る舞ってくれた。宣伝活動の一環だろうか。実際の店舗は30分待ちは当たり前の行列店で、こちらではとても有名。とはいえ、ソーセージが特別美味しいというわけでもなく、そこはアメリカンなジャンクフードの味だ。
食べきれず残ったホットドッグを他の学生に声をかけて渡したものの、どうしても2つ余ってしまい、学校の外にいたホームレスに渡すことに。アメリカは本当にホームレスの多い国だ。1時間歩いていれば3人くらいのホームレスに声をかけられる。ホームレスも色々で、アグレッシブに声をかけて物乞いする者や、プラカードを持って待つ者、犬を連れてこの犬の薬代をくださいという者、シャイでアグレッシブになれずただただじっとしている者…。今回たまたま渡したのは最後のタイプの方だった。
“Yes, yes, yes…”
なんというか、本当に久し振りに、人の心からの感謝の表情を見た気がする。学校に戻りながら、思わずうるっときてしまった。
人の人生は不公平だ。生まれと育ちの偶然が重なることで、誰だってホームレスになる可能性がある。ただ、運が悪かったのだ。そして一度ホームレスになったら、多くの人がきっと一生をホームレスのまま過ごすのだろう。幸せな自分の身の上に感謝するとともに、色々と考えさせられた火曜日の午後。