中間試験と期末試験

中間試験と期末試験

今日はアカウンティングの中間試験とストラテジーの期末試験に挟まれた谷間の日。とはいえ、今日もコミュニケーション&リーダーシップの成績のかなりの部分を占める5分間スピーチがあったため、昨日はリトルトーキョーで開催された友人の誕生日会に顔を出した後、夜中まで家でスピーチの練習。一人で大声で練習したので隣りの部屋の人に怪しい人だと思われていないかちょっぴり心配。

アカウンティングの中間試験は正直かなり難しかった。主に去年のサンプル問題を解いて準備したのだが、予想を遥かに超える内容。特に間接法でキャッシュフローの表を作る最後の問題がやたら複雑で結局数字が合わなかった。試験終了後クラスでは悲鳴にも似たざわめきが。なんとかアベレージは取れるといいが、成績の25%を占める試験なので結構重要だ。今日ありがたいことに姉に送ってもらった会計(USCPA)の教材が届いたので、しっかりと理解して2ヶ月後?の期末試験にのぞみたい。

明日はストラテジーの期末試験。成績の約半分を占める超重要な試験だ。ストラテジーの授業は面白い。主に扱うのは成功した企業のケースとその戦略だが、中には「この企業、10年先あるんだろうか?」というケースも出てくる。ケースはハーバードで作成された教材だが、企業の外部の人が書いているため、企業内部の生々しい事情だったりとかそういった実は重要な部分が省かれがちである。祖父の日記に興味深い記述があったので、久々に以下抜粋。

「会社の衰退は文明国家の衰退と似ている。歴史学者アーノルド・トレンビーは『歴史の研究』の中で、『どの文明も滅んだ基本的な原因は社会の内部からの崩壊現象であり、外部から崩壊した文明は本質的に一つもない』と述べている。会社の崩壊も然りである。外界の変化によって衰退するものではなく、社内の自壊作用によって衰退するものである。その兆候は『企業家精神』が失われることである。即ち、内政に時間がとられる、内部の人に気を使いすぎる、官僚的になる、中央集権的になる…」

所謂大企業病のことだろうか。大きく歴史のある会社に勤めた経験のある人なら誰でも、その非効率さや一部の理不尽な文化にうんざりした経験があるのではないだろうか。コストメリットでは本来大企業が新興企業に負けるはずはないのだが、こういった内部の問題が新興の脅威への対応が遅れる原因を作り、やがて企業の崩壊へとつながるのではないかと思うところがある。

来週からはストラテジーに代わってファイナンスの授業が始まる。期末試験で有終の美を飾り、気持ち良く新しい教科に取り組めるようにしたい。

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