オフライン広告の費用対効果

オフライン広告の費用対効果

昨日はマーケティングの授業でネスレの方がいらっしゃり、とある商品のキャンペーンの成功について話してくださった。ネスレの商品なので、もちろん広告は屋外などのオフライン広告に大きな比重を置いている。逆にオンラインゲームの広告は全てのデータが取れるネット広告に偏っており(どの広告を通じて何人会員獲得できたのか全て分かってしまう)、費用対効果の分かりづらいオフライン広告はなかなか費用の申請が通りづらい。

例えば過去のオフライン広告期間に「通常時より○%会員獲得が増えました!」と言っても、入会数は毎日変動するし、何人がオフライン広告を見て興味を持ったのか測定できないためとってもふわふわしている。「本当にオフライン広告経由で増えたの?」と言われた時に返す言葉がなくなってしまう。

簡単な話しか聞けなかったが、ネスレではオフライン広告投下による効果測定に統計学の「コンフィデンス・インターバル(データ分析から○%の自信でこれこれは真と言える、という手法)」を使い、「この期間のCMによる売上向上の効果は95%の確率で$5,000,000以上だ」という感じで費用対効果を求めているとのこと。ちょっとややこしくなるが、オフライン広告の申請を社内で通す際に使えるかもしれない。

また、キャンペーンがポジティブに受け取られているか、ネガティブに受け取られているか、以下のサイトで調査しているらしい。日本語で検索してもなにも出てこないが、いくつか英語の単語を検索してみると面白い。

http://socialmention.com

やっぱり実践的なレクチャーは面白いな、と思った一日だった。

Comments are closed.