キャリアサービス

キャリアサービス

昨日統計学の試験が終了。難しい、というか授業でやっていない問題が大量に登場。。かなり平均点も低いと思うのだが、皆一様に晴れない表情で週末を迎えることになった。統計学のバックグラウンドがある友人だけ涼しい表情。ずるい。

今日はこちらの大学のキャリアサービス、つまり就職斡旋関連の話。誤解を恐れずに言ってしまうと、95%の学生がMBAに望んでいることは明確だ。「卒業後、より良い仕事に就く」こと。「良い」の基準は人によって異なるが、メインになってくるのは「給料」。こちらの学生はMBAを投資と考える向きが強く、投資を回収してあまりあるだけの給料がもらえなければ行った価値なし、ということなのだろう。筆頭格は「戦略コンサルティング」と「投資銀行」。どちらもトップ企業であればMBA卒の初任給で1,000万円は超えてくる上、サラリーマンでありながら「億」という夢のある数字が見えてくる業界だ。今のところゲーム業界にのみフォーカスしている私にとってはあまり縁のない別世界である。

こちらに来て驚いたのは、30歳前後の学生の多くが将来やりたいこともまだ決まっていないということ。そのため学校側も「あなたはこういった人間でこんな仕事が向いています」という心理テストのようなものを多数提供してバックアップしている。入学時の審査資料で最も重要なものに「エッセイ(なぜこの大学に入りたいのか、卒業後何をしたいのかなどを書いた書類)」があるのだが、説得力のある明確な理由を書かないとそもそも入学できないため、一体何を書いたのかちょっぴり謎である。

私の就職関連担当者はTinaという優しいおばちゃんに決定。ゲーム大好きな息子が今年USCに入学するということで、ゲームにやたら詳しいだけでなく、USCのゲーム関連ネットワークも調べ上げており、大変心強い。勧められて「USC Game Pipe」というメーリングリストに登録したところ、毎日のように「プログラマー募集!」「デザイナー募集!」といったメールが飛び交っている。MBAが提供するものとしては、各種ネットワーキングイベント、オンキャンパスでの面接、それを補完するための各種クラブの存在がある。ゲーム業界にMBA卒が潜り込めるポストは少ないので、ネットワークを使ってうまく立ち回っていきたい。

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