Prime

Prime

先日記事に書いた通り、諸国を回って文化を学びながら企業の問題を解決しちゃおう、というプログラム「Prime」の行き先の発表が本日あった。6カ所の行き先に第一志望〜第六志望まで番号を振り、非公表のルールに基づいて行き先が決定する。長期間準備をする学校の目玉プログラムの一つのため、行き先は今後の学校生活を左右するほど重要になってくる。

もちろん一カ所あたりの席数は決まっているのだが、ポイントとなるのは行き先が決まってから数日間「交渉とトレードが可能」だということ。このルールを知ったとき、ある漫画の名台詞が浮かんだ。

限定と聞いて・・・・すぐある予感が走った・・・
この勝負運否天賦じゃない・・・・・・
・・・・・・おそらくは・・・・・・
愚図が堕ちていく
勝つのは知略走り 他人出し抜ける者・・・・・・

- カイジ 『カイジ』より

そう、実はこのPrime、自分の行きたいところから順番に志望順位を振っていくのは不正解なのだ。ルールは開示されていないが、需要の高いところを一位に持ってきた場合、第二志望に需要の低いところを持ってくるとそっちになる可能性が高いことが想定された。かといって、需要の高い順に振ったとしても公平性の観点から第三志望以下にはなりにくいことも想定された。つまり、もっとも需要が高いと思われるところから順に第一〜第三まで振り、後でトレードすることで実際に一番行きたい場所に行ける可能性が飛躍的に高まるのだ。

友人と戦略を立て事前の聞き取りの結果から南米と日本の需要が高いと予測し、一位に南米、二位に日本を置くことで無事目的の南米をゲット。

これからの問題は、おそらく三番人気のタイ・バンコクとなってしまった他の友人をどうやって南米の人とトレードするか。昨年はなんと日本に行きたくて10万円近く払ってトレードした人がいたらしい。南米に当たった私にはすでに「お金払うから譲ってくれ」との依頼が複数舞い込んできた。交渉はなんでもアリだ。タイムリミットは明日まで。すでにかなりのスピード感で交渉が始まっているので時間の余裕はない。今考えられるオプションは以下の通り。

・南米の人にとにかく当たってタイ・バンコクとトレードできないか交渉
・わらしべ長者的にタイ・バンコク→日本→南米とトレードしていく
・他の地域に当たったけど本当はタイ・バンコクに行きたかった人をたくさん探してキープし、対南米交渉のオプションを増やす
・仲間内で出資を募り、交渉の材料にする
・誰も考えつかないウルトラCを思いつき、ババーンとアメコミヒーローのように現状を打破

作戦会議は始まったばかり。さて、どうしようか。

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