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youの複数形はyou guys

youの複数形はyou guys

こちらは現在朝の8時。曇っていてとても涼しい。ロサンゼルスは砂漠気候の地域に近く、昼暑くても夜はとても涼しくなる。寒いくらい。ちなみに、こちらは建物内の冷房の効きがかなり強い。一説によると太った方に合わせているんだそうだ。寒く感じる人は服を重ね着しろとのこと。うん、確かに太った人多いかも。。日本で太っている人はお腹周りに脂肪がついているが、こちらではその少し下、おしり周りに肉がついている人が多い。人種の違いによるものなのだろうか。

オリエンテーションが始まって、会話の中で色々と聞きなれない言葉が登場する。タイトルの”you guys”その一つだ。寧ろ”you”単体よりも頻繁に会話で登場する。にも関わらず、日本で習ったことがないのは、やはり日本の英語教育がやや固すぎるというか、実戦に即していないのだろう。日本の英語教育は特に会話の部分において欠落していると感じる。少なくとも私は友人同士や先生と授業中に英語で会話する練習をしたことはなかった。野球でバッティングフォームを勉強しても打席で練習しなければ打てないのと同じで、話せなくて当然である。

今日はとある衣料品メーカーのケースを予習中。環境関連に力を入れているメーカーで、日本では過激な捕鯨反対運動で知られるグリンピースに資金提供していることが問題となった。このメーカー、広告宣伝費が売上の1%未満らしい。代わりに環境保護に寄与する製品や活動に思い切った投資をすることで無料のパブリシティを獲得し、広告宣伝費の代わりにしているとのこと。この発想は今までなかったので、大変興味深い。百聞は一見にしかずではあるが、こういったケースを何百と読みこなすことで、自分の引き出しが増やしていくことにはやりがいを感じる。英語の勉強にもなるので、英語が苦手な人ほど大変だが得られるものもきっと大きいだろう。

明日から学校も本番。明日から4つのクラスに分かれ、年内はそのクラスが基本となり授業がおこなわれる。まずはクラスになじめるよう、グループワークに貢献して、クラスメートの名前を覚え、友達を増やしていきたい。前回のプレゼンテーション以降、ことある毎に「あの国旗すごかったよ!」「どうやって作ったの?」と10人以上のクラスメートから声をかけられた。頑張れば必ず認められる。これはどこの国へ行っても変わらない真理なのかもしれない。

英学成らざれば切腹も辞さず

英学成らざれば切腹も辞さず

家賃の一件は無事解決。一応アパートを仲介してもらった不動産屋にも間に入ってもらい、無事支払いがされたことを確認した。遅延金の請求が残っていたので、そちらも連絡して取り消してもらった。小切手を無くし(後で見つかったようだが)、さっさと金払うか出てけ!とドアに不幸の手紙を貼付けたことについての謝罪は全くなし。いかにもアメリカらしい。

ところで全く話が変わるが、江戸時代の英語通訳の覚悟は、「英学成らざれば切腹も辞さず」だったそうな(「日本人に一番合った英語学習法」より)。切腹はとっくの昔に消えた文化だが、これ以上ないコミットメントの仕方である。本気でその覚悟で英語学習に望めば、できるようにならないはずがない。教材が乏しい時代にどうやって勉強し英語を身につけていたか不思議に思っていたが、なんだか妙に納得してしまった。

これほど優秀な教材に溢れる世の中で、学習に時間をかけながらも日本人が英語を使いこなせないのは、このような覚悟や、そこに至る動機が足りないからだと思い知らされる。自分への戒めの気持ちも込めて。メモ。