これまでの90日間で何を学んだか、残りの時間何をするのか

これまでの90日間で何を学んだか、残りの時間何をするのか

雪印の謝罪会見はなんとか乗り切った。被害者の数や営業所の数などを突っ込まれて相当焦る。最後に何か言いたいことは?とジャーナリストに聞かれた時にノープランだったにも関わらず、初めて英語のプレゼンテーションでアドリブで受け答えできたのが一番の収穫かもしれない。

本日は、上記雪印の謝罪会見を含む最も多くの成長の機会を与えてくれたパットン教授によるコミュニケーションのクラスの実質的な最終日。”Customized Growth Plan” という5ページに渡るレポートを提出。内容は、将来の目標とそれに対する自分のスキルとのギャップの分析、そしてギャップをどうやって埋めていくかという具体的なプランである。

今日の授業では、提出したレポートを元に入学から90日間で何を学んだのか、そして残りの時間何をしていくのかクラスメートとディスカッション。始めに90日間で得たことを箇条書きにした上で、最も大きな収穫だと思ったものをチョイスする。

私はプレゼンテーション力、ゲーム業界におけるネットワーク、ファイナンス、オペレーション、リーダーシップ、タイムマネジメントなど多くのものをリストアップしたが、最終的にその中から選んだのは、

「友達」

だった。日本で生活して29年、一度も海外で生活したことなどなく、ちょっと前まで英語圏への旅行は結婚式で行ったハワイの一回のみ。ハワイで店員に”How are you?”と聞かれて返せなかった私が果たしてアメリカで友達なんか作れるのだろうか。クラスから浮いてしまわないだろうか。入学前はそんな不安で頭がいっぱいだったのを思い出す。このことをクラスメートのブランドンに話したら、彼は笑って「Masaはもうそんな心配一生する必要ないね」と答えてくれた。

パットン教授は授業の最後にこんな話をした。

「こないだ娘と旅行に行って帰ってきたら、娘が庭に植えた花を見て、『こんなに大きくなってる!!』とはしゃいでいたんだ。ここにいる君達の大半は、この90日間で自分がどれだけ成長したのか分からないだろう。君達が故郷に帰って家族や友達、かつての同僚に会った時、きっと初めて自分の成長に気付く。彼らには、君達が入学前と全く違う成長した人間に見えるはずだ。」と。

上記”Customized Growth Plan”の分析の結果、私に最も足りていないのは「英語力」。来月からはUSCが提供するマンツーマンの英語レッスンに登録する予定。絶対にネイティブと遜色ないレベルでディスカッションできるようになってやる。志では誰にも負けない。負けたくない。だから、英語のディスアドバンテージさえなければ絶対に負けることはないんだ。決意を新たにし、一学期最後の地獄の2週間に望むのであった。

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