Monthly Archives: 11月 2013

ハッピーサンクスギビング

ハッピーサンクスギビング

27日
友人J氏宅でホームパーティ。奥様の絶品手料理に加え、元コックのイアンが七面鳥を調理してくれた。バーなどで飲むのと違い、落ち着いた雰囲気でまったり時間を過ごすことができ、本当に楽しい時間を過ごさせてもらった。J氏秘蔵の日本酒や焼酎もいただく。普段クールなR氏が今までに見たこともない勢いではしゃいでいたのが面白い。J氏、楽しかったよありがとう!!

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オーブンへと旅立つ七面鳥さん

28日
今度は友人のいとこの家でホームパーティ。とんでもないゴージャスな家に度肝を抜かれる。映画のセットみたい。。高級車がズラリと並ぶ中、私の中古の小型日産車が明らかに浮いていた。その後友人の親族を交えて家の中のシアタールームで仲良くカラオケ。もはやシアタールームという域を超えて映画館。一体どんな仕事をしたらこんな家が建つんだろうか。ううむ。

そんなこんなであっという間に金曜日になってしまった。今日は午前中にネット業者がきてようやく高速インターネットが開通の予定。明日はUSC vs UCLAのアメフトの試合があり、盛り上がること間違いなしだ。

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こちらはリトルトーキョーで見かけた看板。ほんの数ヶ月しか過ごしていないが、ロサンゼルスが好きだ。大好き。先ほどまで珍しく降っていた雨が上がり、いつもの眩しい日差しが戻ってきた。さて、勉強でもはじめようか。

知識への投資には常に最高の利息がついてくる。

知識への投資には常に最高の利息がついてくる。

“An investment in knowledge pays the best interest.”
-Benjamin Franklin

「知識への投資には常に最高の利息がついてくる。」
-ベンジャミン・フランクリン

かの有名なアメリカの政治家であり発明家でもあり作家でもありとっても多才だったベンジャミン・フランクリンさんのありがたいお言葉。現在の100ドル紙幣に描かれており、人の財布の中を見た時にこれを見かけると

「おお、ベンジャミンさんじゃないですか!」=「お金持ちじゃーん!やるねー」

というやり取りがあったりする。

ちょっと投資とは話が離れるが、知恵は知識の中からしか生まれない、と思う。今でも鮮烈に記憶に残っているテレビ番組のワンシーンがある。「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」の企画の一つ、「どうやったら重さ1トン、一辺が5m、中空の立方体の鉄塊の下にある100万円を取り出せるか」というもの。番組の放送当時私はまだ小学生だったと思う。

鉄

制限時間は確か10分。重機以外は何を使ってもOKで、3人までチームを組んで良かった気がする。皆さんだったらどうするだろうか?ちょっと考えてみてほしい。

1組目は、ひたすら鉄塊の下の地面を掘って100万円にたどり着く作戦に出た。掘っても掘っても100万円は見えてこない。あっけなく時間が過ぎていきタイムアップ。

2組目は確か一人の溶接工。中空であることに目を付け、まず横の壁にバーナーで穴を開け、鉄塊の中に入って今度は100万円の上の面を溶かして100万円を取り出す作戦に出た。横の壁すら全く溶ける気配なく終了。

3組目は十万円以上する火薬を購入し、鉄塊の下で爆発させ大胆にも鉄塊を転がす作戦に出た。彼の話によれば「鉄塊はサイコロのように転がるだろう」とのこと。「パンッ」という空しい響きとともに鉄塊はびくともせず終了。

そして4組目、ひょろひょろとした白衣の3人組が登場。東大の院生だったかと思う。彼らはまず鉄塊の辺の接する地面に2カ所浅い穴を掘った。その穴の手前に半円の形をした木材を設置。その後太さ10cmくらいの丸太2本を2つの穴にそれぞれ差し込み、かけ声とともに2本の丸太の端に同時に体重をかける。すると、てこの原理によって今まで誰も動かすことのできなかった鉄塊がふわりと浮いた。

おおお!浮いた隙にマジックハンドでも使って100万円を取り出すのか、と思いきや、違った。隙間に太さ10cmくらいの丸太を差し込む。続いて鉄塊の反対側も同様に持ち上げ、丸太を差し込む。中側にも丸太を差し込み、計4本の丸太の上に鉄塊が乗っている状態になった。そしてひょろひょろの3人が鉄塊の側面を押し始める。やがて鉄塊はスーっと平行移動を始め、小さな穴の中にある百万円の札束があらわになった。

子供ながらにとても感動したのを覚えている。4組目のチームには知識があった。そしてそれを応用する知恵があった。ビジネスも同じだと思う。いかに知識をつけ、知恵をだして試行錯誤し、いい物を作るか。勉強は終わることがないなーと思う。

待ちに待ったサンクスギビング?

待ちに待ったサンクスギビング?

今週は今日、火曜日までで授業はおしまい。明日からサンクスギビングのお休みに突入する。ただここまで中間試験や課題の提出に追われてタイトな生活を送りながら、突然連休をもらうとちょっと困ったりする。サンクスギビングは基本的に家族と過ごす休日なので、比較的近くに実家のある多くの友人は帰省してしまってLAからいなくなってしまうのだ。明日、明後日、土曜日には予定が入っているものの、空いた2日間はグループワークもなく、さて何をしようか。

まぁ期末試験も近いので一人でコツコツ勉強するのが正解だと思うのだが、この機会にやり残したことを片付けておきたいところ。

1.ネット回線を引く
今まで近所のwifiスポットを使ってネットに接続していたものの、あまりに電波が悪く作業の効率が悪いので、部屋にネット回線を引くことに。ブリザードの友人からもらった新作ゲームのβテスター権利(300ドル相当)がプレイせずそのままになっていて、今までネット環境が悪いことを理由にしてプレイしていなかったが、そろそろプレイしないと怒られてしまう。

2.テレビを買う
上のネット回線を引くのに合わせて安いテレビを購入予定。第二外国語がペラペラな外人に話を聞くと大抵テレビで覚えたという。番組は大体英語の字幕を表示できるので、それに合わせてシャドーイングするのがいいらしい。早速実践の予定。

3.洗車
購入してから一度も洗っていなかったので、白かった車はまだら模様のドロドロカーになっていた。これは実は今日済ませたのだが、メキシコ人が丁寧に洗ってくれて10ドル程度とお手頃でツルツルピカピカになる。オススメ。

4.携帯を契約
今まで日本で買ったiPhoneにHanacellという日系企業のsimカードを挿して使用していたのだが、wifi環境でしかネットが使えない上に割高なので、この機会にこちらの通信会社のsimカードを契約することを検討中。

5.お金の送金
日本の口座からドルをこちらの口座に送金するのは意外と手間がかかる。手数料を気にしなければ早いのだが、高額の手数料になってしまうため、私は「SBI証券経由で円からドルに変換→ドルをシティバンクの日本アカウントに送金→シティバンクからこちらのユニオンバンクのアカウントに送金」という手数料がおそらく最低限になる方法を利用して送金している。次のセメスターの学費を払うのがギリギリの額しか現在口座にないので、早めに済ませておきたい。

6.ぶらり旅
仮免許も卒業したことだし、ちょっと車で遠出してみるのもありかなーと思う。海か山。

7.就活してみる
夏のインターン候補をピックアップしてカバーレター(志望動機を書く紙)の準備をそろそろ始めないといけない。模擬面接も近いうち受けなくては。インターナショナルの学生がこちらでインターンシップを獲得するのは非常に厳しいと聞くが、さて。

8.USCの提供するマンツーマン英会話に登録
サンクスギビングはさすがにやっていないだろうが、とりあえず登録だけしておこう。

9.勉強
期末試験のための勉強を始める。一番気が重い…。。

…書き出してみるとやることがたくさんあって全然暇にならないことに気付いてしまった。うーむ。。時間はあるようで無いものだ。

サンクスギビングディナー

サンクスギビングディナー

昨日はインターナショナルステューデント向けのサンクスギビングディナー。七面鳥をはじめ、久々に美味しい晩ご飯にありついた。

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ディナーの合間に各国の生徒がそれぞれの国のサンクスギビングに近い祝日を紹介。日本人三人も壇上に上がってスピーチ…といっても私は元々お盆休みを取り上げようとしていたのだが、「ちょっとサンクスギビングとは違うんでは」という話になり私はイントロダクションだけ話してJ氏に引き継ぎ。J氏がばっちりと勤労感謝の日について話してくれた。頼りになりますなぁ。ちなみに勤労感謝の日は英語で”Labor Thanks Giving Day”らしい。

数えてみると、入学してから人前でプレゼンテーションするのはこれで19回目となる。これだけこなしても、やはり緊張はする。ただし以前との大きな違いは、緊張が表に出なくなったこと。昔はよく声が震えたりしていたものだが、緊張しても足がガタガタしたり変な汗をかいたりするだけで手先や口元に変化が起きなくなった。

こちらに来て思うのは、学部生でもプレゼンテーションの練習で壁に話している光景をよく見かけること。プレゼンテーションの上手い下手は結局場数と練習量によって決まるのだと思う。

ところで遅ればせながらついに仮免を卒業し正式に免許を取得しました!!やったね!!運転試験は慣れずに緊張しまくりなのでした。

「Incubatrix」と「テイ」

「Incubatrix」と「テイ」

本日は試験後にUSCにあるIncubatrixという在校生向けの起業関連施設を視察。起業を志すUSCの学生向けに無料でオフィスを貸し出し、初期の費用を7,000ドル負担してくれるというなんとも太っ腹な施設だ。現在のところ15社が入居。250平方メートルのオフィスを近く450平方メートルまで拡大する予定だという。同様の施設はカリフォルニアにはスタンフォードとUSCにしかなく、運営費用は全て卒業生からの寄付で賄われている。

さらに資金を必要とするベンチャーはUSCの卒業生の資産家TOP300のコンタクトリストを閲覧することができ、連絡できるようになっている。もちろん簡単にはいかないと思うが、2,500万円くらいはポンと出してくれる人が結構いるらしい。しかも「出資」ではなく、「寄付」である。つまり株式は起業した側が100%保有できるので、起業を志す学生にとってはこれ以上ない条件なのだ。以前読んだ映画に関する資金調達法を書いた英書には、第一章に「お金持ちを探して寄付を募ろう」ということが真面目に書いてあった。寄付する側には税法上のメリットがあるため、「映画のエンドロールに名前を乗せます!」といった自己顕示欲をくすぐる口説き文句で、こちらには割と寄付をしてくれる人がいるようだ。起業する場合は「映画のエンドロールに名前を乗せます!」の代わりに「創業時のボードメンバーに名前を連ねるということで是非!」といった感じで寄付をお願いするらしい。ちなみに「USC Marshall School of Business」の「Marshall」も多額の寄付をしてくださった人の名前である。お金を十分に持った後は、自分の名をどこかに永久に残しておきたいと思うのが人の性なのだろうか。

ところで、クラスメートでテイという韓国人がいる。全然クラスに出席してこないのに成績は謎にストレートでAを取る、よく分からないがスマートなやつである。何を学びにビジネススクールに来たの?という気がしなくもないが。彼はUSCの学部出身で、在学中に貧困層向けの携帯電話の販売を手がける会社を立ち上げ、数年前に会社を売却したお金持ちである。非常にドライな考え方の持ち主で、「在学中に起業すれば、優秀な人間をタダみたいな賃金でバイトさせられるところが大学のいいところ」と言っていた。

そんな彼が最近やたらを私に起業をせまっている。私は運良くゲームという最近割とホットな業界で、企画から開発、マーケティング、運営まで全て経験しているので、スキルセットとしては一応一通り揃っており、投資サイドからはちょっぴり魅力的に映るらしい。まぁ昨今のゲーム事情を知る側からすれば、そこそこ良いゲームを作ろうとしたらスマホゲーム1本の開発・マーケティングで最低1億円、それも成功の確度はそれほど高くないギャンブルなので、お金さえあれば作ることが可能だとはいえ、色々考えだしてしまうとなかなか踏み切れない。

そんなテイが言っていた起業する際のポイントを挙げてみる。

・無償でボランティアしてくれるクラスメートを使え!
ボランティアする側も良い経験になるし、レジュメ(履歴書)にも書けるので、Win-Winだそうな。

・起業コンテスト的なものは避けろ!
よく「優勝者に起業資金○万ドル」といったコンテストがあるが、彼の友人でそれを元に起業した人たちは皆失敗しているらしい。ステークホルダーが増え、外部に資本参加させることにもなるため、成功した場合のうまみも薄れるんだとか。

・超金持ちの友人を作れ!
上に書いたような、「2,500万円くらいはポンと出してくれる人」を友達にするのが一番手っ取り早く楽らしい。口出しもしてこないし、別に失敗しようが気にも留めない「超ド級の金持ち」がいいとのこと。そしてそんな学生はUSCに確かにいる。楽天の三木谷さんもハーバードのクラスメートから起業の資金を集めたんだったかと思う。

Incubatrixの所長は、「失敗できるとしたら学生の今しかないよ、今すぐジョインアス!!」といったことを言っていた。ふむ。次の学期からは多少なりとも時間ができるので、考えてみる価値はあるかもしれない。

ブッシュ元大統領が来校

ブッシュ元大統領が来校

本日はブッシュ元大統領がUSCにいらっしゃるとのことでMarshallの学生向けにinvitationがあったため、課題で忙しかったもののせっかくの機会なので行ってみることに。あちこちにガードがいて学校は普段と違う重々しい雰囲気。いつも車を停めている駐車場は、屋上が駐車禁止になっていた。スナイパー防止のため?考え過ぎだろうか。それにしてもこの警備は、いかに「元」大統領だとしても国にとって非常に重要な人物であり、また恨みを持つ誰かの標的になりかねないことの裏返しである。

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会場前には空港さながらの金属探知ゲートが。

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さぁみなさん!お待ちかねブッシュ元大統領の登場です!!会場は意外に狭く、15メートルくらいの位置から話を聞くことができてラッキーだった。カリフォルニア州知事のシュワちゃんもこっそり客席から観戦。シュワちゃんがこっそりできるはずもなく、ブッシュ元大統領から早速ばらされてしまう。

スタンディングオベーションで迎えられたあとは、大統領の軽妙なトークが炸裂。会場はドッカンドッカン沸きに沸いた。なんだ、思っていたよりもずっとユーモアがあって気さくな感じの人じゃないか。ただ、全身からほとばしる自信と時折感じさせる言葉の力強さはやはり他のスピーカーと比べても別格。それだけ大統領という立場が修羅場続きだったことがうかがえる。

特に興味深かった点をピックアップしてみる。

・小泉元首相とは相当仲がいいらしい
日本の首相の中で「比較的」安定政権だった、とブラックジョークで紹介された小泉元首相の話をしている時、本当に嬉しそうな顔をしていた。プライベートでも友情を育んだという話はどうやら本当のようだ。「アメリカと日本は肩を寄せ合って自由の輪を広げなければならない」という小泉首相の言葉に感銘を受けたんだと。

・イラクの件については語気を強めて正当性を主張
「人の命に関わる決断を下すというのは非常に苦しいこと。でもこの国(アメリカ)を守るために必要な決断だった。」と非常に強い口調で主張。拍手喝采。一部拍手をしない人がいたのも興味深い。私も右と左をチラチラ確認したのち流れに身を任せて一応拍手しておく。アメリカの国民ではないけれど。

・リーダーの条件
リーダーの条件は、「人のことを思いやってきちんとケアする」「人をジャッジしない」「遅刻しない」であると言っていた。「人をジャッジしない」というのは特に興味深いこと。つまりは少数派でも敵を作らない、角の立たないように気をつけるということか。もう一つ言っていた気がするが思い出せず。。

課題の追い込みで忙しかったので行くか迷ったが、素直に行って良かった。世界一の大国を、トップの立場で治め続けた人物はやはり伊達ではない(批判はたくさん受けていたが)。それと比較して日本の政治家がいかに小粒に見えることか。リーダーシップとプレゼンテーションのお手本を、まざまざと見せつけられた一日。

Sushi GenとUmami Burgar

Sushi GenとUmami Burgar

久々にLAの食事事情をご紹介。リトルトーキョーにある人気の2店舗+あの店舗を紹介したい。

・Sushi Gen
日本語で言うと”寿司源”だろうか?常に大行列で1時間待ちは当たり前。開店前に行けば5分くらいで入れるのでオススメ。数少ない日本人によって切り盛りされている寿司屋であり、それも人気の一因ではないかと思う。リトルトーキョーまでわざわざ観光で来て韓国人の握る寿司を食べるのはやっぱりちょっと寂しいのかもしれない。まぁどちらも美味しいんだけど。

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こちら店内の様子。本当にここは日本にいるなーと感じさせてくれる空間。

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こちら15ドルのランチセット。LAに来て初めて「15ドルでも割に合う!!」と思える食事だったかもしれない。よくここでこの価格で出せるなーと感心。まぁ他の店が高すぎるんだと思うところもあるが。

・Umami Burgar
日本語にすると「旨味バーガー」?日本とはなんの関連性もないようだ。色々な人から行ったほうがいいよーと言われたので行ってみることに。LAに数店舗あるらしく、ここリトルトーキョーにも一店舗。

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こちらはアートディストリクト限定バーガー。住所的にリトルトーキョーというよりもアートディストリクト寄りに店舗が位置しているため、この名前なんだろうと思う。旨い…、旨い?いや、確かに旨いのだが、中に挟まっているどでかい脂身からギュギュギュッと肉汁が出てきて、一口目は美味しいものの後半やや、いやかなりきつかった。半日経った今も胸焼けがする…。そしてお会計を見てビックリ驚きのチップ込み25ドル。美味しくてもハンバーガーのセットでこれはちょっと高すぎる。友達が来た時に連れて行くにはいいかもしれないが、自分で行くことはもうないだろう。さようなら旨味バーガー、また会う日まで。

・Yoshinoya
そう、あのおなじみの吉野家。USCの周辺で発見。外人でYoshinoya好きの友人と「こりゃトレジャーだ!!」と大はしゃぎ。元々アメリカの肉を使っていることもあってか日本と味、値段ともにほとんど変わらない。物価が高いLAにおいてはかなりコストパフォーマンスがいいと感じた。以前ニューヨークに行った時にYoshinoyaを探したもののそこの店舗が潰れた直後で食べられずに悲しい思いをしたのを思い出す。
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紅ショウガをドサッと乗っけたらなんだか汚い絵になってしまった。こちらは丼ぶりではなく全てプラスチック製のパックで提供される。持ち帰りのパックも一緒のようだ。うん、うまし。こちらでも「安い、旨い、早い」は健在のようだ。むかーしむかし吉野家でバイトしたことを思い出す。ここしばらく経営が厳しいようだが、なんとか踏ん張ってほしいものだ。ちなみに日本の場合、大盛りと特盛でご飯の量が同じって知ってました?

これまでの90日間で何を学んだか、残りの時間何をするのか

これまでの90日間で何を学んだか、残りの時間何をするのか

雪印の謝罪会見はなんとか乗り切った。被害者の数や営業所の数などを突っ込まれて相当焦る。最後に何か言いたいことは?とジャーナリストに聞かれた時にノープランだったにも関わらず、初めて英語のプレゼンテーションでアドリブで受け答えできたのが一番の収穫かもしれない。

本日は、上記雪印の謝罪会見を含む最も多くの成長の機会を与えてくれたパットン教授によるコミュニケーションのクラスの実質的な最終日。”Customized Growth Plan” という5ページに渡るレポートを提出。内容は、将来の目標とそれに対する自分のスキルとのギャップの分析、そしてギャップをどうやって埋めていくかという具体的なプランである。

今日の授業では、提出したレポートを元に入学から90日間で何を学んだのか、そして残りの時間何をしていくのかクラスメートとディスカッション。始めに90日間で得たことを箇条書きにした上で、最も大きな収穫だと思ったものをチョイスする。

私はプレゼンテーション力、ゲーム業界におけるネットワーク、ファイナンス、オペレーション、リーダーシップ、タイムマネジメントなど多くのものをリストアップしたが、最終的にその中から選んだのは、

「友達」

だった。日本で生活して29年、一度も海外で生活したことなどなく、ちょっと前まで英語圏への旅行は結婚式で行ったハワイの一回のみ。ハワイで店員に”How are you?”と聞かれて返せなかった私が果たしてアメリカで友達なんか作れるのだろうか。クラスから浮いてしまわないだろうか。入学前はそんな不安で頭がいっぱいだったのを思い出す。このことをクラスメートのブランドンに話したら、彼は笑って「Masaはもうそんな心配一生する必要ないね」と答えてくれた。

パットン教授は授業の最後にこんな話をした。

「こないだ娘と旅行に行って帰ってきたら、娘が庭に植えた花を見て、『こんなに大きくなってる!!』とはしゃいでいたんだ。ここにいる君達の大半は、この90日間で自分がどれだけ成長したのか分からないだろう。君達が故郷に帰って家族や友達、かつての同僚に会った時、きっと初めて自分の成長に気付く。彼らには、君達が入学前と全く違う成長した人間に見えるはずだ。」と。

上記”Customized Growth Plan”の分析の結果、私に最も足りていないのは「英語力」。来月からはUSCが提供するマンツーマンの英語レッスンに登録する予定。絶対にネイティブと遜色ないレベルでディスカッションできるようになってやる。志では誰にも負けない。負けたくない。だから、英語のディスアドバンテージさえなければ絶対に負けることはないんだ。決意を新たにし、一学期最後の地獄の2週間に望むのであった。

雪印

雪印

雪印が引き起こした戦後最大規模の食中毒を覚えているだろうか。2000年に近畿地方を中心に発生し14,780人という前代未聞の被害者を出した事件だ。明日その謝罪会見がUSCでおこなわれる…といってもあくまで模擬なのだが、集団食中毒発生後にトップマネジメントが交代し、新たなマネジメントチームによる謝罪会見という設定。

他校でジャーナリズムを専攻する学生が記者役。我々チームTUNAは新しいマネジメントチームを務めることになる。私がCEOを務めることになったので、責任重大。この会見の結果でチームの全員が同じ得点を得ることになっているため、失言は許されない。今チームメイトが作成したQ&Aを丸暗記しているものの、不安でいっぱい。かつてない緊張感だ。。

そういえば以前トヨタの社長が急加速問題の時に米下院の公聴会に呼ばれ、立派に受け答えしていたことを思い出す。トヨタのブランドを一身に背負っての質疑応答は、比較にならないほどのプレッシャーだったことだろう。とはいえ、こちらもチーム5人の点数を背負っている上に、つたない英語力での受け答えは想像するだけで怖い。チームメイトは皆超優秀なのできっとフォローしてくれるが、冒頭の謝罪に加えCEOが答えるべき質問は多いので、頼りきりでもいけない。

明後日はオペレーションの中間試験があるので今日勉強したいところだったが、今日はとてもではないが無理そうなので。明日やることに。どうか間に合いますように。

Blizzcon

Blizzcon

昨日は念願だったブリザード(Blizzard Entertainment)のイベントBlizzconへ。ブリザードは年に一回Blizzconをアナハイムにあるコンベンションセンターで開催しており、限定グッズがもらえることもあって入場券はネットオークションでプラチナチケット化している。内容は新作のお披露目を中心に既存ゲームのアップデート内容の紹介や大会の開催など。韓国人のプロプレイヤーも来ており、大変な人気。友人の話ではビザの手配が大変だったそうな。韓国ではEsportsと呼ばれるゲームの大会が盛んであり、ブリザードのゲーム「スタークラフト」のプロリーグが存在する。韓国に出張に行った際にテレビで24時間スタークラフトを流し続けている番組があったのには驚いた。

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本格的なコスプレイヤー達がお出迎え。ハロウィンでこのクオリティのコスプレで来たら人気者間違いなしだよなぁ。。

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こちらはメインステージ。ディアブロ3のアップデート内容を紹介中。ちょっとした内容の紹介だけで会場が「おおーっ」と盛り上がるのはアメリカならでは。

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こちらスタークラフトの大会会場。盛り上がっています。

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メガブロックというブロックの玩具で作られている。レゴみたいなブロックです。

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ブリザードを訪問した時に見かけたでっかいキャラクターの像がちらほら。

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アートワークの展示。

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World of WarCraftの麻雀セット。中国で大変な人気のあるゲームだが、まさかこんなものが出ているとは。お土産に買おうかと思ったが250ドルもするというので断念。

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新作「Heroes of the Storm」を遊ぶ。「League of Legends」と同じタイプのゲームで、ブリザードのなじみのキャラクターから一人選んでプレイすることができる。私はもちろんディアブロをチョイス。ぼこぼこにやられて終了。ごめんねディアブロ。。ほとんど完成しているように思えたがリリースは1年後とか。そのあたりにブリザードのゲーム作りにかける情熱を感じる。やっぱりゲームはお金儲けじゃない、ロングタームではお客様から愛されてなんぼの商売だと思った。

今日は「League of Legends」の開発・運営を手がける「Riot Games」でプロジェクトマネージャーをされているお方と台湾料理屋でランチ。日本にいたままでは絶対に作れなかったネットワークが着々と広がりつつある。来週はかなーりきつい一週間になるので今日は早めに寝よっと。