知識への投資には常に最高の利息がついてくる。

知識への投資には常に最高の利息がついてくる。

“An investment in knowledge pays the best interest.”
-Benjamin Franklin

「知識への投資には常に最高の利息がついてくる。」
-ベンジャミン・フランクリン

かの有名なアメリカの政治家であり発明家でもあり作家でもありとっても多才だったベンジャミン・フランクリンさんのありがたいお言葉。現在の100ドル紙幣に描かれており、人の財布の中を見た時にこれを見かけると

「おお、ベンジャミンさんじゃないですか!」=「お金持ちじゃーん!やるねー」

というやり取りがあったりする。

ちょっと投資とは話が離れるが、知恵は知識の中からしか生まれない、と思う。今でも鮮烈に記憶に残っているテレビ番組のワンシーンがある。「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」の企画の一つ、「どうやったら重さ1トン、一辺が5m、中空の立方体の鉄塊の下にある100万円を取り出せるか」というもの。番組の放送当時私はまだ小学生だったと思う。

鉄

制限時間は確か10分。重機以外は何を使ってもOKで、3人までチームを組んで良かった気がする。皆さんだったらどうするだろうか?ちょっと考えてみてほしい。

1組目は、ひたすら鉄塊の下の地面を掘って100万円にたどり着く作戦に出た。掘っても掘っても100万円は見えてこない。あっけなく時間が過ぎていきタイムアップ。

2組目は確か一人の溶接工。中空であることに目を付け、まず横の壁にバーナーで穴を開け、鉄塊の中に入って今度は100万円の上の面を溶かして100万円を取り出す作戦に出た。横の壁すら全く溶ける気配なく終了。

3組目は十万円以上する火薬を購入し、鉄塊の下で爆発させ大胆にも鉄塊を転がす作戦に出た。彼の話によれば「鉄塊はサイコロのように転がるだろう」とのこと。「パンッ」という空しい響きとともに鉄塊はびくともせず終了。

そして4組目、ひょろひょろとした白衣の3人組が登場。東大の院生だったかと思う。彼らはまず鉄塊の辺の接する地面に2カ所浅い穴を掘った。その穴の手前に半円の形をした木材を設置。その後太さ10cmくらいの丸太2本を2つの穴にそれぞれ差し込み、かけ声とともに2本の丸太の端に同時に体重をかける。すると、てこの原理によって今まで誰も動かすことのできなかった鉄塊がふわりと浮いた。

おおお!浮いた隙にマジックハンドでも使って100万円を取り出すのか、と思いきや、違った。隙間に太さ10cmくらいの丸太を差し込む。続いて鉄塊の反対側も同様に持ち上げ、丸太を差し込む。中側にも丸太を差し込み、計4本の丸太の上に鉄塊が乗っている状態になった。そしてひょろひょろの3人が鉄塊の側面を押し始める。やがて鉄塊はスーっと平行移動を始め、小さな穴の中にある百万円の札束があらわになった。

子供ながらにとても感動したのを覚えている。4組目のチームには知識があった。そしてそれを応用する知恵があった。ビジネスも同じだと思う。いかに知識をつけ、知恵をだして試行錯誤し、いい物を作るか。勉強は終わることがないなーと思う。

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