Monthly Archives: 5月 2014

リマ2日目

リマ2日目

リマ2日目(木曜)。この日は私にとってメインとなる4か月に及ぶ準備期間を経たプレゼンテーションの日。きっとどのグループよりも分かりやすくクライアントに有益なプレゼンテーションになったはず!非常に充実した一日となった。今後も無料でコンサルティングをおこなう予定。

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プレゼンテーション後はホテルのマネージャーの方々と記念撮影。想像していたよりもずっとおしゃれなホテルでびっくり。5つ星というのもうなずける。

今回はホテルに向けたデジタルマーケティングのプレゼンテーションだったのだが、実際にプレゼンで情報ソースとして使ったウェブサイトを二つご紹介。

1.http://www.similarweb.com/

ここで特定のサイトのURLを入力すると各種データを閲覧することができる。今回クライアントのサイトのデータを確認したところ、全体の訪問者数の8割以上が検索エンジンから来ていた。これは他のホテルでも規模の大小に関わらずほぼ同じ傾向であったため、訪問者数増加のため最もフォーカスすべきなのは検索エンジンと断定して話を進めた。(他の業界のウェブサイトだと検索エンジン以外が強かったり結構まちまちである)

2.http://www.keywordspy.com/

ここのサイトでは競合他社がいくらくらいSEM(サーチエンジンマーケティング)にお金使っているのか確認したり、結果を確認したりできる。他社のデータを見せ、「競合と同じく一日17ドル使って同じ結果が得られれば40%訪問者が増やせます。」という話をしたところとても好評であった。具体的な数字が出せるのは強い。

というわけで、プレゼンを終え夜はミラフローレスという海沿いの街へと繰り出すことに。

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こちらショッピングモールの光景。

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こちらはショッピングモールからの夜景。お台場に近いイメージか。

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前日に引き続き別店舗のTANTAで食事することに。

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記念撮影。

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このチキンが美味しかった。

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いや、全部美味しかったかも…。

あとピスコサワーという伝統的なカクテルが非常に強くてコストパフォーマンスが良い。ペルーに来たらお試しあれ。

リマ1日目

リマ1日目

無事東京に到着し、ブログを書いている。ここ2週間ほどで35時間くらいアメリカン航空を利用しているのだが、座席にコンセントがない上に映画のラインナップが少なく、更新もなかったのでうんざり。ホスピタリティという観点からはシンガポール航空のほうがずっといいなぁ。

気を取り直してペルーの首都リマ1日目(水曜)。ペルーは人口3,000万人ほど、一人当たりGDPは約60万円と経済規模で言えばアルゼンチンよりも大きく劣る。ただしフジモリ政権による緊縮財政ののち通貨価値は安定し、市場の自由化を進めたことによって海外からの投資が急拡大しており、今南米で最もホットなエリアの一つである。伝統的な中心産業は金属やミネラルの採掘であり、ずっと昔から中心産業が変わっていないのが玉に傷。今後は観光などにフォーカスを当てていくことになるだろう。

また、インフラも弱点の一つ。道路はガタガタ。バスには溢れんばかりの人が乗る。水道水は飲めず、歯磨きにもミネラルウオーターが必須である。レストランでも出てくる水は全てミネラルウオーターのペットボトル。東京では水道水をPRのためペットボトルに入れて売っているが、それとは大きな違いを感じる。

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こちらは宿泊先のホテル。歩いていける距離に結構オシャレなレストランがあって便利である。ただし、内装はイマイチ。ビジネスホテルのような感じであった。遠出するときはタクシーを利用する。こちらのタクシーにはメーターが付いていない。呼び止めて「ここまでいくら?」という感じで聞いて交渉する。信じられない数のタクシーが通っているので他と比較しての交渉は比較的容易である。

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こちらは最初に行ったショッピングモールでのランチ。左の皿の料理はチーズ。2皿目の右の料理もチーズ…。しかもイマイチ。最後に3皿目にスイーツが来て、甘いものが苦手な私はほとんど手を付けないままランチ終了となった。

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家の窓から人間観察をするわんこの図。バスから撮影。

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食事の後は近所の遺跡を観光。右の写真はコカ。あの悪名高いコカインの原料である。こちらでは伝統的にコカ茶というコカの葉を入れたお茶が人気である。飲んでも特に気分がハイになるわけではないので安心。

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遺跡の光景。

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こちらクイというハムスターによく似た動物。見た目は愛らしいのだが、なんとこの動物、郷土料理として人気がある。そちらの報告は後ほど。

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なんとものんきな動物ラマ。全然動かない。羊の首が伸びたような外見。

観光の後は教育関係の会社へのプレゼンテーションを経て(特に収穫なかったため割愛)、夜は近くのTANTAというレストランで食事。タイ料理に似ていてとても美味しい。しかし不思議なのは物価がアメリカとあまり変わらないこと。一人当たりGDPでは6分の1くらいのはずなのだが、どうやって生活しているのだろう?ちょっと謎である。2日目に続く。

ブエノスアイレス3-4日目

ブエノスアイレス3-4日目

無事LAに帰ってきました!ということで久々にまともな更新。ブエノスアイレス3日目から。この日までは土日でフリータイムだったこともあって観光が中心だったが、この日からは会社訪問がスタート。

<3日目(月)>

まず始めにユニリーバの工場を見物させてもらうことに。守秘義務等々で写真がお見せできないのが残念であるが、非常に近代化された設備でシャンプーやらの日用品が機械で箱詰めにされていく過程を見学できた。アルゼンチンは歴史的に労働組合が強く、労働機会を奪う工場の機械化は経営者を悩ますタネである。ユニリーバでは他では真似のできない手厚い福利厚生で労働者の不満をうまく退けているようだ。実際プレゼンテーションにいらっしゃった3名のうち2名は生え抜き社員で愛社精神は強いようだ。

一つ感じたとすれば、日用品でユニリーバやネスレのように高いシェアを占めている企業は非常に強い、ということ。シェアを維持するだけで各国のGDPの伸びに従って自然に売上が毎年5%、10%とか高い割合で上がっていく。経済危機下でも生活必需品の需要は大きく落ちず、低価格ラインに人が流れるだけなので比較的安定している。ちなみにアルゼンチンは3年の内1年は経済危機に陥っている世界的にも謎な経済危機大国である。長年に渡る政府のバラマキ政策によってペソの価格が維持できなくなりインフレに陥りやすいのが一つの大きな要因と言える。去年のインフレ率は40%だ。今年はさらに加速傾向にある。間もなく終わるクリスティーナ政権以降どうなるのか、誰も分からない。皆期待はせず待っている、という状況だ。

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昼は郷土料理?的なチキンのお茶漬けのようなランチをいただく。うーん。まぁまぁ。

その後はホテルに場所を移し某キャンディメーカー向けに学生からのプレゼンテーション。売上4,000億円、社員2万人という大きなキャンディメーカーが今後どうやって健康食品市場に参入していくか、という内容。他のチームがいいプレゼンテーションをすると嫌でもこちらの緊張感が高まってくる。我々のプレゼンテーションは木曜日。この日は月曜日なのでまだちょっと先の話。

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夜は川沿いのレストランでステーキを食す。アルゼンチンは物価が安い。感覚的には韓国くらいだろうか?レストランで安いワインのボトルを頼むと600円くらいである。ありがたやー。ただしミネラルウオーターのエビアンが500CC一本500円と異常なプライス。こうなるとよく分からなくなってくる。

<4日目(火)>

この日は紙を作っている会社に向けたプレゼン。結構エコに気を使っているようだが、まだまだ一般の消費者はエコだからといって1円多く紙にお金を払う人は少ないようだ。ここでも面白かったのは労働組合の話。去年は3回ストライキがあったそうで、そのうち一回は会社の出入り口にバリケードが築かれたそうな。違法行為ということで組合長を訴え、係争中とのこと。いやはや、身内で喧嘩とは恐ろしい話である。

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ペルーはリマに向けて移動中。こちら空港のインフォメーションセンター。各国の言葉で「インフォメーション」という意味の単語が並んでいるのだが、気になったのは「消息」。中国語ではインフォメーションを消息というのだろうか。

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ペルーにご旅行予定の日本人グループご一行。仲良くなって抹茶味のあめをいただく。

ペルー編に続く。

無事プレゼンテーションが終了

無事プレゼンテーションが終了

ペルーの五つ星ホテルに向けたデジタルマーケティングのプレゼンテーションが無事終了。喜んでくれたようでよかったよかった。とりあえず時間がないのでまとめは後日ということで!ペルーもアルゼンチンと違った魅力があってなかなかいい国。ではではまた!

ブエノスアイレス2日目

ブエノスアイレス2日目

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ブエノスアイレスで暴動が発生!!

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…というのは冗談で、サッカーであるチームの優勝が決まったとかなんとかで物凄い盛り上がりを見せる市内の様子。爆竹や花火、大声で歌うファンたち、あり得ない数の人が乗ったバスなどかなりの非日常体験であった。ところでこちらでアジア人を見かけることはほとんどない。でも日本語で話しかけられることはしょっちゅうで結構謎である。

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朝に戻る。この日は日曜ということで、近所のフリーマ―ケットに繰り出すことに。

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生絞りオレンジジュース。オレンジュース一杯のために5個のオレンジが犠牲に。案外ジュースを作るって大変なんですね。お値段150円。

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こんな感じのお店がずらっと並ぶ。

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こちら中心部。

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何気ない街角のアパートが絵になる。

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趣を感じさせる商店街。

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こんなアパートに住めたら素敵ですね。

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ビンを売っている店が結構ある。小物をこんなイメージで統一したら家の中がオシャレになること間違いなし。

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街角の弾き語りじいさん。どこでも音楽が流れている国である。

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弾き語りじいさん2号。

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昼食は人気のサンドイッチ屋に。

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サンドイッチというかステーキがパンに挟まっているだけ。でもなかなかに美味である。

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ホテルに戻ると何やらイベントの準備が。アルゼンチン版アカデミー賞が行われたようで、多分有名人とおぼしき方々がホテル内をうろちょろ。サインをもらっておけばよかったか。夜は教授の行きつけのピザ屋に繰り出すことに。タクシーでファンに囲まれたホテルを抜け出す際、車内から手を振ると有名人だと勘違いした人たちが写真を撮ったり手を振ったりしてくる。ちょっとした有名人気取りを楽しんだ。

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こちらがそのピザ屋。

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店内にあったビートルズのサイン。4人のサインが集まっているものは貴重である。本物?

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こちらはマルゲリータ。オイリーで分厚く、まぁまぁのお味といったところ。ピザ屋のあとは街角でにわかサッカーファン気分を楽しんだ。(はじめの写真)

3日目に続く。(多分)

ブエノスアイレス1日目

ブエノスアイレス1日目

ロサンゼルスからマイアミで一回乗り換えを挟み、14時間の旅を終え無事アルゼンチンはブエノスアイレスに到着。アルゼンチンは人口約4,000万人、一人当たりのGDPは120万円ほどの国である。定期的に経済危機に見舞われてはいるものの、南米の中ではインフラ含めかなり進んでいる国と言っていいだろう。100年ちょっと前には最も豊かな国の一つだったそうな。

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明け方のブエノスアイレスを上空から。写真では伝わらないがとても綺麗な夜景であった。

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朝からバスのツアーに参加し、ぐるっと近場を一周することに。こちらは街の中心部の様子。19世紀の豊かな時代に建築されたゴーージャスな建物がずらりと並んで壮観である。

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こちらは街の中心部にある教会の内部。

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公園にある有名なモニュメントらしい。夜は花が閉じるんだそうだ。

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その後は商店街へと繰り出しお散歩。建物の色使いがお洒落で素敵である。

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いかにも南米といった雰囲気。

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ド派手ですなぁ。こんなところに住んでいたら気持ちが落ち着かなそうである。

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建物の2階から顔を出しているのは人形。

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おもちゃのデザインも…なんだか変わっている。。

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木が毛糸でデコレーションされている。一見ちょっと気持ち悪い。

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ニャンコは世界の裏側でも変わりませんでした。

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こんな感じで家やら露店がずらりと並ぶ。

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デザインや置物がいちいち興味をそそる。日本でいったら原宿に少し似ているかな。

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こうやってアパートが並んでいる光景を改めて見るとかなり混沌としている。

昼は近場のビュッフェ形式のレストランへ。200ペソ(2,000円くらい)と結構こちらではお高めだが、ステーキ食べ放題でなかなか満足の内容。しかしここから3食連続でステーキになるとは知る由もなかった。昼寝を経て夜はMingoという有名なステーキ屋に行くことに。

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なかなか雰囲気の良い店内で、ワインは安いボトルで600円ほど。こちらはポークステーキ。

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こちらはビーフなり。

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店内が暗くてあまり綺麗に写真が撮れなかったが、散々飲み食いして30ドル程とやっぱり物価が安い。物価が安いって素晴らしい。その後バーで散々飲んで朝4時半くらいにホテルに帰る。月曜日から会社回りが始まるものの、やっぱり土曜日は最高ですね。2日目に続く。

今日からアルゼンチン&ペルー

今日からアルゼンチン&ペルー

時間が経つのは早いもので、ついこの間抽選があったような気がするPrimeプロジェクトの旅が今日から始まる。世界中の色んな会社を周って問題解決しちゃおうというプロジェクトで、私が担当するのはペルーにある五つ星ホテルのデジタルマーケティングだ。喜んでもらえるようなプレゼンにしたい。

ペルーではついでにマチュピチュにも観光予定。個人的に世界で一番行きたかった場所であり、おそらく人生最初で最後のマチュピチュになると思うので、天空の城ラピュタの気分で存分に楽しんできたい。

このPrimeをもって正式に一年目が終了する。充実感もあるがやっぱり寂しさも大きい。次の一年をより飛躍の年にできるよう、限られた時間の中でより一日一日を大事に過ごすよう、心に誓うのであった。

プロム

プロム

昨日は2年生の卒業を祝うプロムというパーティが催された。このプロム、アメリカでは一大イベントのようで、これを題材とした映画がかなりの数リリースされている。知識を深めるため前日に「シーズ・オール・ザット」というプロムを題材にした一昔前の映画をNetflix(月額7.99ドルで映画観放題のサービス)で視聴。うーむ、ゴージャス。気分が盛り上がる。ただ、さすがに昨日は大学院のプロムということもあってか想像していた華やかなものではなく、単に「正装してバーに行って飲む」といった感じであった。ちょっぴり残念。

話を聞くとハイスクールで一際盛り上がるイベントとのこと。盛り上がる理由には以下のようなことが挙げられる。

1.正装していく

男性はスーツにちょっとした小物を取り入れるくらいのものだが、女性は大変。どんなドレスを着ていくかが専ら悩みの種となる。

2.男女一組で行くのが基本

男性はお気に入りの女性にアポを取って一緒に行くのが暗黙のルールらしい。高校生ともなれば誰に誘われたかどうかでワイキャイ盛り上がる光景が目に浮かぶ。

3.キング&クイーンを決める

プロムの後半には事前の投票によって学校のキング&クイーンを発表するイベントがおこなわれる。一応今回のプロムでもおこなわれたのだが、一人が複数投票できる欠陥があり、不正投票によって企画倒れになるという残念な感じになってしまった。このイベントは、実はアメリカで結構問題になっているらしい。

・問題点

キング&クイーンを決めるという構造上、一部の人にしか基本的にスポットライトが当たらない。アメリカの高校では一般的にヒエラルキーの頂点に「ジョック」「クイーンビー」と呼ばれる男女が位置する。「ジョック」はいわゆるスポーツ万能、マッチョ、容姿端麗な男子生徒。「クイーンビー」は主に「ジョック」をサポートするチアリーダーが代表格である。こういった概念はアメリカ社会のメインストリームとして浸透しているようで、親も子供がそうなることを望み、子供もその地位を目指すという傾向があるようだ。そのため、こちらでは日本と比べハードに筋トレをしている人が非常に多い。なんのためにこんなに大勢の人が使わない筋肉のトレーニングを?と前々から思っていたがなんだか納得してしまった。