Monthly Archives: 8月 2013

期末試験とDMV

期末試験とDMV

ストラテジーの期末試験が終了。手応えは…あんまりない。。英語で時間内に多くの文章を読み書きするのはやはりかなりネイティブと比較してビハインドを感じる。ベストは尽くした。終わったことなのでいい点であることを祈るしかない。

実は今日はそれよりもショックなことがあった。ようやくここしかないというスケジュールで運転免許の試験(現在はテンポラリーライセンス)を受けたのだが、ブレーキランプが片方切れており走り出す前に一発アウト。3時間待ったのに…というかこないだガリバーに言って直してくれたはずだったのだが、バッテリーを交換しただけでブレーキランプは直してくれていなかったようだ。これにはさすがにガックリきてガリバーに苦情。本当は返してもらう時に確認しておくべきだったが、「ばっちり大丈夫です!」と笑顔で言うのでつい信用してしまった。一体どこが大丈夫なんだろうか。これから来て直してくれることになったが、テンポラリーライセンスが切れそうなので、また筆記試験を受けてテンポラリーライセンスを取り直すしかない。はぁ。。とりあえず家でふて寝します。ぐーぐー

※追記
先ほどとってもナイスなメキシコ人が颯爽と登場して直してくれたので、すっかり許してしまった。「グッバイ・セニョール」か、くすくす。人が良い仕事をするところを横で眺めているのは楽しい。こんなにナイスな仕事人なのに、車はすんごいオンボロカーでエアコンも壊れている。服もボロボロ。所得の高低なんて、人の能力には関係がないんだと改めて思う。

中間試験と期末試験

中間試験と期末試験

今日はアカウンティングの中間試験とストラテジーの期末試験に挟まれた谷間の日。とはいえ、今日もコミュニケーション&リーダーシップの成績のかなりの部分を占める5分間スピーチがあったため、昨日はリトルトーキョーで開催された友人の誕生日会に顔を出した後、夜中まで家でスピーチの練習。一人で大声で練習したので隣りの部屋の人に怪しい人だと思われていないかちょっぴり心配。

アカウンティングの中間試験は正直かなり難しかった。主に去年のサンプル問題を解いて準備したのだが、予想を遥かに超える内容。特に間接法でキャッシュフローの表を作る最後の問題がやたら複雑で結局数字が合わなかった。試験終了後クラスでは悲鳴にも似たざわめきが。なんとかアベレージは取れるといいが、成績の25%を占める試験なので結構重要だ。今日ありがたいことに姉に送ってもらった会計(USCPA)の教材が届いたので、しっかりと理解して2ヶ月後?の期末試験にのぞみたい。

明日はストラテジーの期末試験。成績の約半分を占める超重要な試験だ。ストラテジーの授業は面白い。主に扱うのは成功した企業のケースとその戦略だが、中には「この企業、10年先あるんだろうか?」というケースも出てくる。ケースはハーバードで作成された教材だが、企業の外部の人が書いているため、企業内部の生々しい事情だったりとかそういった実は重要な部分が省かれがちである。祖父の日記に興味深い記述があったので、久々に以下抜粋。

「会社の衰退は文明国家の衰退と似ている。歴史学者アーノルド・トレンビーは『歴史の研究』の中で、『どの文明も滅んだ基本的な原因は社会の内部からの崩壊現象であり、外部から崩壊した文明は本質的に一つもない』と述べている。会社の崩壊も然りである。外界の変化によって衰退するものではなく、社内の自壊作用によって衰退するものである。その兆候は『企業家精神』が失われることである。即ち、内政に時間がとられる、内部の人に気を使いすぎる、官僚的になる、中央集権的になる…」

所謂大企業病のことだろうか。大きく歴史のある会社に勤めた経験のある人なら誰でも、その非効率さや一部の理不尽な文化にうんざりした経験があるのではないだろうか。コストメリットでは本来大企業が新興企業に負けるはずはないのだが、こういった内部の問題が新興の脅威への対応が遅れる原因を作り、やがて企業の崩壊へとつながるのではないかと思うところがある。

来週からはストラテジーに代わってファイナンスの授業が始まる。期末試験で有終の美を飾り、気持ち良く新しい教科に取り組めるようにしたい。

Pink’s Hotdog

Pink’s Hotdog

今日は学校にPink’s Hotdogという有名なホットドッグ屋が来てなんと学生に無償でホットドッグを振る舞ってくれた。宣伝活動の一環だろうか。実際の店舗は30分待ちは当たり前の行列店で、こちらではとても有名。とはいえ、ソーセージが特別美味しいというわけでもなく、そこはアメリカンなジャンクフードの味だ。

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どれどれ、どれから食べようか?

食べきれず残ったホットドッグを他の学生に声をかけて渡したものの、どうしても2つ余ってしまい、学校の外にいたホームレスに渡すことに。アメリカは本当にホームレスの多い国だ。1時間歩いていれば3人くらいのホームレスに声をかけられる。ホームレスも色々で、アグレッシブに声をかけて物乞いする者や、プラカードを持って待つ者、犬を連れてこの犬の薬代をくださいという者、シャイでアグレッシブになれずただただじっとしている者…。今回たまたま渡したのは最後のタイプの方だった。

“Yes, yes, yes…”

なんというか、本当に久し振りに、人の心からの感謝の表情を見た気がする。学校に戻りながら、思わずうるっときてしまった。

人の人生は不公平だ。生まれと育ちの偶然が重なることで、誰だってホームレスになる可能性がある。ただ、運が悪かったのだ。そして一度ホームレスになったら、多くの人がきっと一生をホームレスのまま過ごすのだろう。幸せな自分の身の上に感謝するとともに、色々と考えさせられた火曜日の午後。

プレゼンテーション

プレゼンテーション

今日はプレゼンテーションがあったのだが、いつになく緊張。途中で話すことを忘れ、5秒くらいフリーズしてしまう。終わったあと色々な人から「良かったよ!」と声をかけられたのがせめてもの救い。みんな優しい。自分が作った台本をチームメイトに手直ししてもらったのだが、文法的に難解になってしまい理解できていない部分があり、それが内容への自信のなさにつながってしまった。やはり自分の話し慣れている言葉で話さないとプレゼンテーションはうまくいかないことを実感。次からの教訓にしたい。

今日はストラテジーの宿題の返却日。平均点よりやや上といったところ。英語が出来ない割には上出来。明後日はアカウンティングの中間試験がある。今日は早く寝て、明日の勉強に備えることにしたい。金曜にはストラテジーの期末試験がある。今週はいつにも増して長い一週間になりそうだ。

飛行機とBusby’s

飛行機とBusby’s

昨日は飛行機を引っ張るチャリティイベントで飛行場へ。USCから以外にも警察やSWATなどのチームが参戦。あんまり気乗りしていなかったが、友達に会うと気分が盛り上がってくる。

ルールは簡単。綱引きの要領で飛行機に結びつけられた綱をチームで引っぱり、一定距離に到達するまでの早さを競う。気合いのかけ声とともに勇ましく綱を引っぱり始めたものの、日頃の運動不足により私のふくらはぎは悲鳴をあげ始め、途中で両方ともあっさりつってしまい戦線離脱。それでも我々のチームCoreB(USC Marshallの一年目はABC三つのクラスに分かれている)は、Core A、Core Cに大差をつけて圧勝!名誉の負傷ということにしておこう。まぁ、Core Bの参加率が一番高かったので順当な結果。昔テレビで「飛行機を一人で引っ張る怪力男VS幼稚園児30人」の綱引き対決をやっていて幼稚園児が圧勝していたのを思い出す。
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イベントが終わるやいなや急いで帰宅し、グループワークの仕上げ。なんとか週末のタスクに目処がたってほっとする。

その後休む間もなく21時からUSC Marshall 2年生との懇親会へ。Busby’sというなかなかおしゃれなバーだ。ただし貸し切りでもなんでもないので、誰が2年生なのかさっぱり分からない。結局普通に同級生と飲んでしまった。

こっちはつまみを食べる文化がないので、まだまだ大丈夫だろう、と調子に乗って飲んでいると急に酔いが回ってあせる。途中で気分が悪くなってトイレに籠っていたところ、気付いたら携帯の着信履歴がすごいことに。みんな私が行方不明になったことを心配して探してくれていたらしい。結局友達がタクシーを呼んでくれていたため、そのまま帰ることに。残念。

今日の教訓:酒は飲んでも飲まれるな

気の重い週末

気の重い週末

今週は金曜日に授業がない。というか、来週の週明けにとんでもない量の課題の山なので学校側がプログラム上休みにしてくれているようだ。昨日はグループワークの資料をまとめる作業で寝たのは夜が明けそうな3時半。今朝は6時に起きて学校に集まりグループワークの後、家に戻って仮眠。先ほど起きてタスクを洗い出したところやっぱり量が多すぎて、タスクの優先順位を割り振ったものの小一時間ほどデイドリーミング状態、そして現実逃避のブログを書き始め、今に至る。

今週授業で習ったところによると、人は大きな変化が起きた時、以下のサイクルに入るらしい。

1.Shock stage : Initial paralysis (immobilization) at hearing the bad news
悪いニュースを聞いて麻痺状態

2.Denial stage : Trying to avoid the inevitable
回避できないのに回避しようと試みる

3.Anger stage : Frustrated outpouring of bottled-up emotion
イライラする

4.Bagaining stage : Seeking in vain for a way out
また無駄に回避を試みる

5.Depression stage : Final realization of the inevitable
ついに回避不可能なことを悟る

6.Testing stage : Seeking realistic solutions
現実的な解決策を探し始める

7.Acceptance stage : Finally finding the way forward
最終的に前に進む方法を見つける

ただいま現実逃避中のため2番の段階のようだ。明日は飛行機をみんなで力を合わせて引っ張るというよくわけの分からないチャリティイベントに参加しなければならないため、今日中に半分くらい片付けなければいけない現実が重くのしかかる。なんでこんな時に飛行機引っ張らなきゃいけないの?←3番の段階に突入。7番に至るまで先は長そうだ。

人を説得するために必要な3つの要素

人を説得するために必要な3つの要素

昨日はリーダーシップ&コミュニケーションの授業で面白い話があったので一つ。

人を説得するということは何も今に始まったことではなく、古代ギリシャ時代にさかのぼると、3つの要素が必要であると考えられていた。それは、

“Pathos”
“Ethos”
“Logos”

の3つ

教授が例えば会議で相手を説得する時に何が必要か学生に問いかけると、MBAらしく「データ」「グラフ」「プレゼンテーションの質」といったロジカルな意見が並ぶ。

そんな話を聞きながら、「それだけじゃ人は動かない!お酒飲んで仲良くなってことあるごとに熱意を伝え、会議が始まる前には勝負は決している!それが最も美しい形なのだーわっはっは」と思っていた。

教授の話によると、3つの要素のうち多くの人が一つしか使っていないのだという。

“Pathos”
→Emotional connection(仲良くなる) ※私が主に使っていたのはこれだけ

“Ethos”
→Credibility(この人なら大丈夫だろうという信頼、肩書き、実績など)

“Logos”
→Logic(論理に筋が通っているか) ※MBA生の多くが使っていたのはこれだけ

なるほど、A氏を説得できなかったのも納得。人の心を動かすというのはなかなかに奥が深いものである。

今日はGoogle主催のネットワーキングパーティに参加予定。IT系の人が集まるので、きっとゲーム関係者もいるだろう。いいコネクションをつかみ、3つの要素を伴って土俵に上がりたい。

ライフライン

ライフライン

目の下に生まれて初めて「くま」っぽいのができてきた。体重も減って数年ぶりに60キロ台に突入(これは嬉しい)。毎週水曜くらいになるとひーひー言いながら元気を徐々に失い、週末に元気を取り戻すサイクルが続いている。

昨日はコミュニケーション&リーダーシップの授業で、ある映画のワンシーンを観た。失敗した選手に向かって烈火のごとく怒りまくる監督。一方、怒りを抑えながら諭し、「次頑張ろうな」と優しく声をかける監督。どちらがいい監督か?始めの監督の元で次チャレンジしようという気持ちになるのか?甘すぎるとダメだったり難しいところはあるのだが、どの国でもコミュニケーションで教える基本は同じのようだ。

ところでここ数日頼りに頼っているライフラインが「電話」。課題でちょっとでも分からないことがあるとすぐに誰かに電話。昨日は会計が分からなすぎて6人くらいに電話した。思えば仕事でも朝から晩まで誰かに電話して助けを請うことでようやく仕事が成り立っていたことを思い出す。よくよく考えてみれば昔から一人ではなんにもできていないなぁとしんみり。いやはや、ありがたやーありがたや。電話のプロでもなんでもないが、個人的に電話をして何かお願いする時に心がけているポイントを以下に挙げてみる。

1、私生活で恩返し
勉強面では残念ながら恩返しすることは難しいので、私生活で恩返し。ただでできる恩返しは、感謝を伝えること。電話で感謝、翌日学校で会った時にも感謝。本人におおげさに感謝することはもちろん、本人のいないところで「こないだ○○にこれ教えてもらってほんと助かった」「あいつはほんとにナイスガイだよね」といいふらす。回り回って本人の耳に届くものだ。

2、長電話はしない
電話は相手を拘束してしまうので、要点だけ確認、しきりに感謝を伝えてさっと切る。同じ人にはなるべく何度もしつこくかけない。

3、あんまり仲良くない人にもかけてみる
電話はクローズドなコミュニケーションなので、仲良くなる良い機会だったりする。自分の得意な分野で頼られるのは誰でも嬉しいものだ。

では今日も元気に行ってきます!

CEO

CEO

現在大学の中庭で統計学の宿題をグループメンバーで仕上げ中。もうすぐ22時。眠い。

今日はストラテジーの授業の宿題(グループで決めた企業、業界の各種分析、戦略の提案)のグループCEOに任命され、グループメンバーにタスクを割り振ったりした。成績のかなりの部分を占めるレポートなので責任重大だが、役割が決まると非常に仕事がやりやすい。木曜日中にメンバーから各種情報をまとめ、金曜日にコンセンサスを取り、土曜日中に仕上げる予定。

月曜日から睡眠不足になりそうでまずいが、なんとか乗り切りたいところ。

ロサンゼルスに来て一番楽しい一日

ロサンゼルスに来て一番楽しい一日

ここ2週間ほど、リトルトーキョーでは日系人2世祭りがおこなわれており、週末はかなりの観光客でごった返している。太鼓の音なんかを聞きながら、一日中部屋におこもりしてようやく明日提出の宿題が終わった。多分、今週か来週が山だ。そうだましだまし自分に言い聞かせながらMBAも4週目に突入。ふへー

昨日はコリアタウンにあるクラスメートの家でハウスパーティーののち、コリアンBBQ→カラオケのフルコース。20人くらいが集まった。帰りは友人の車で家まで送っていただく。なんかよく分からないが非常に盛り上がった。こちらのホームパーティでは基本的にホストが色々と食事や飲み物を揃えてくれて、参加者はおみやげを持っていけばOK。手ぶら参加でもまぁOK。私はコストコで購入したやすーいテキーラのボトルを持参。家で飲んでいる余裕などないため、ほったらかしで未開封のままだった。日本の飲み会(大学や会社)ではかけ声(コール)とともに一気飲みする文化があるが、こちらにはない。その代わり、「ショット」と言って小さいグラスに濃いお酒を注いで「チアーズ!」の声とともに数人でグビっとグラスを空ける文化がある。日本の一気飲みに比べればかわいいもんだ。ちなみに以前韓国に出張で行ったときはものすごい勢いで皆チャミスル(焼酎のブランド)を一気飲みしていて驚いた。お互いベロベロになるまで飲んで仲を深める文化らしい。

こちらに来てみんなで笑っていて思うこと。みんな日本人となにも変わらない。アメリカ人も、韓国人も、中国人も、ドミニカ人も、インド人も。ホテル王の子供とかもんのすごいお金持ちの人もいるが、それでもなにも変わらない。アメリカ人はコミュニケーションが得意?そんなことはない。日本人は授業中消極的?外人が授業中に手を挙げるのは、授業への参加が成績に関わるという文化の中で生活していたからだ。それでもやっぱりシャイで全く手を挙げない人もいっぱいいる。ふとした時に自分が他国の人に囲まれていることを思い出すと、不思議な気分になる。相変わらず英語は全然ダメだが、日本人と生活していた時と同じように、友達としてちゃんと輪の中に溶け込めている。「You are awesome man!」「I like you Masa!」そんな声を友達にかけられる度に、ああ、来て良かったな。この人脈は一生大切にしていきたいな、と思うのであった。