浦島太郎

浦島太郎

一昨日の夜11時頃、日本に一時帰国。今日は風邪を引いてしまったので家で療養中。一日経ってようやく慣れてきたが、半年異国の地にいて帰ってくるとなんとも言えない不思議な感覚に襲われる。電車の中には見たことのない商品の吊り革広告が溢れているし、家の近くが空地になっていて元々何があったのかも思い出せない。日本に関しての情報が遅れているので、友達と飲んでいる際の世間話に一部ついていけなかったりする。ちょっと大げさだがプチ浦島太郎になった気分だった。

気づいたことを覚えているうちに書き留めておこうと思う。

・電車が便利
ロサンゼルスでも最近よく電車を利用するのだが、本数が少ないので乗り継ぎが一回あると15分くらいのロスになったりしてフラストレーションが溜まる。ホームに着いたらほぼ待たずに電車が来る日本の電車は大変便利である。

・東京は超都会
ロサンゼルスの「栄えている一角」と比較しても、東京の都心部はどこもかしこもより高く巨大なビルがびっしりと立ち並び、次元が違う規模の超巨大都市であると実感。ロサンゼルスの面積は関東平野ほどもあり、人口は東京の3〜4分の1程度であるので、東京のほうが密度の高い都市であるのは当然と言えば当然なのだが、改めてその凄さを思い知らされる。それなのになぜかロサンゼルスの家賃が高いのが気になる。。

・刺身が美味しい
ロサンゼルスでもSushi Genなどの有名店は比較的刺身が美味しいと思っていたが、久しぶりに日本で食べてみると全然違った。鮮度というか、プリプリ感が全く違う。プリプリっとしてジュワジュワっとする。海水温の差か、釣ってから提供するまでの時間差によるものだろうか。

・日本人しかいない
どこを見ても一つの人種しかいないということが逆に奇妙に感じた。単一民族国家ではなくアメリカのように様々な人種の入り混じっている社会のほうが、遠い人類の未来を考えてみると自然な姿なんだろうなぁと思う。

全然アメリカと関係ない話だが、「浦島太郎宇宙人説」というのがあるらしい。「浦島太郎」は実話であって、助けた亀が実は異星人、竜宮城が比較的太陽系に近い惑星であったとすると、色々と辻褄が合うとのこと。浦島太郎が光速に近い速さで竜宮城(近くの惑星)に行って戻ってきたとすると、地球にそのまま住んでいる人と比べて浦島太郎が感じる時間の流れは遅くなるので、ちょっと遊んで帰ってきたときには地球では何百年も経っているというわけだ。よくよく考えると「浦島太郎」はかなり謎めいたストーリーなので、実話だったのではないかと妄想を膨らませるとなんだかロマンがあって素敵である。ただし玉手箱を開けると老人になる、という謎は解明できていない。

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