ブリザードとライオットゲームスを訪問

ブリザードとライオットゲームスを訪問

昨日は学校のクラブ関連のイベントでブリザードとライオットというトップゲーム企業2社を訪問。ブリザードはもう社内に入るのは6回目だろうか。もうほとんど社内の構造も把握してしまった。ライオットはLeague of Legendsという現在世界最大規模のゲームを運営しており、数年前に中国テンセントの関連企業となった。今回が初めての訪問。

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受付のこれを見るのも6回目。

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今回面白いものを発見したので掲載。エントランス前の銅像の前にあるプレート。非常にシンプルにブリザードエンターテインメントのフィロソフィーが記されている。

“DEDICATED TO CREATING THE MOST EPIC ENTERTAINMENT EXPERIENCES… EVER”

“歴史上最も素晴らしいエンターテインメント経験を創り出すことに捧ぐ。”

今日本で大見栄切ってこんなことを宣言できるゲーム会社なんてあるだろうか。この鉄の掟こそが、ブリザードエンターテインメントを最高のゲーム会社にした理由だろう。他のゲーム会社と同様に顧客データの分析チームはあるが、必ず全てのゲーム内容の決定権は開発側にある。スケジュールは無いに等しく、開発側がブレずにとことんこだわってゲームが作れる環境が整っているのだ。それが、Diabloの主要メンバーが抜ける騒動があった後も一貫して素晴らしいゲームを提供し続けられた理由だろう。

このプレートの周りには、中心となるプレートの内容を噛み砕いた哲学が刻まれたプレートが円を描いている。「電通鬼十則」のブリザード版だろうか。

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“GAMEPLAY FIRST”

「ゲーム体験が全てに優先する」

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“COMMIT TO QUALITY”

「クオリティへのコミット」

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“EVERY VOICE MATTERS”

「重要でない声などない」

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“EMBRACE YOUR INNER GEEK”

「内に秘める”オタクさ”を大切に」

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“PLAY NICE PLAY FAIR”

「ナイスに、フェアにプレイすること」

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“THINK GLOBALLY”

「世界志向であれ」

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“LEARN & GROW”

「学び、成長せよ」

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“LEAD RESPONSIBILITY”

「責任をリードすること」

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こちらは来年リリース予定の新作OVERWATCHのポスター。うーん、かっこいい。

2社目のライオットは写真撮影が禁止だったため残念ながら写真はなし。社内は自社ビルでないためかブリザードと比べると割と普通。社内にPCBAN(いわゆる韓国版のネットカフェ。韓国人はネットカフェからゲームを遊ぶ人が非常に多い)があったのと、「Wall of Fame」という、成果を挙げた人の名前を刻んだプレートが壁に飾ってあったのが印象的。新規のゲーム開発はあまり進捗していないようで、ゲーム会社というよりは巨大な一つのゲームを運営する運営会社のような印象を受けた。本当に会社によっていろいろと違いがあるものである。

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