E2

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昨日は所属するBusiness of Entertainment AssociationのイベントE2(Evolution of Entertainment Conference)に参加。さすがに今までUSCでエンターテインメント業界の様々な方々から講義を受けてきたこともあり、スピーカーのうち数人は実は以前話を聞いたことのある方で、内容的にはあまり目新しさのあるイベントではなかったかもしれない。

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一点、面白かったのはOphir Lupu氏の話。この方UTAというタレントエージェンシーに所属しており、ゲーム業界のタレントと契約し、映画業界における俳優や監督と同じようにゲーム業界のタレントをプロジェクトに派遣、契約金の数%の手数料を取るエージェントなのである。最大のタレントエージェンシーCAAにも同様のチームがあるそうで、ゲーム業界でそのような動きがあることは全く知らなかったため非常に興味深かった。クライアントにはBio ShockのKen Levine氏やICOの上田文人氏といったゲーム業界のそうそうたる顔ぶれが揃う。

ゲーム業界では特定の人物がネームバリューを得ることは映画業界と比較するとあまり多いことではない。しかし、ゲームのクオリティがプロジェクトにおける特定の人物にかなり依存することも事実である。これからはどんどんディレクターなりプロデューサーなりが顔を出していって、タレントエージェンシーに所属し、やがて高額の報酬を得るようになるのかもしれない。これによって人材が硬直しがちなゲーム業界がより流動的になり、活性化するようになればいいのだが。

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