サンタアニタパーク競馬場

サンタアニタパーク競馬場

昨日はダウンタウンから車で30分ほどのアーケイディアというところにあるサンタアニタパーク競馬場へ。といっても競馬を見に行ったわけではなく、ダウンタウンでも前にやっていたナイトマーケットが開催されるということで現地に行ってみたところ、なんと競馬場での開催だったというわけ。

小学生の頃競馬ゲームにはまり、中学三年間を馬の世話?に捧げたこともあって、非常に感慨深いものがあった。なにしろ、あのシンボリルドルフが現役最後に走ったコースである。そして世界最高峰の競走馬たちが集まる、ブリーダーズカップが今年を入れて3年連続で開催される競馬場でもある。そう、ホースマンの憧れブリーダーズカップ!これは行かなければなるまい。

最近はアメリカの競馬界はあまりお財布事情がよろしくないようで、サンタアニタパーク競馬場を含めたアメリカ西海岸の主要3競馬場のうち、ハリウッドパーク競馬場が昨年閉場してしまった。ここはしばらく持つといいのだが。ちなみに余談だが、ここサンタアニタパーク競馬場は第二次大戦中の日系人強制収容所にも使用されたそうな。

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これが概観。競馬場とは思えまへん。もちろん競馬新聞片手にオレンジの鉛筆を耳に挟んだオジサンなんていない。

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こちら映画でおなじみシービスケット。記録よりも記憶に残る馬と言えるだろう。アメリカ版ハイセイコー。不遇の幼少時代を過ごしながらも徐々に頭角を現し、世紀のマッチレースでなんと最強三冠馬に圧勝。大恐慌時代の暗い人々の気持ちに光を射した。

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こちらそのマッチレースでシービスケットに騎乗したジョージウルフ騎手。35歳の若さで落馬が原因で亡くなった。ジョッキーは死と隣り合わせの職業である。

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こちらはアメリカのアイドルホース、ジョンヘンリー。遥か海を渡って日本のジャパンカップにも出走したことがある。一番人気に支持されたものの結果は惨敗。去勢しているため、子供は残せなかった。

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こちらコースの風景。なんだかアトラクションが見えるが乗れるのかな?

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こちらは比較的新しい。ゼニヤッタというおうまさん。なんだかナニワのお兄さんが願掛けでつけたような儲かりそうな名前だが、本当に儲かってしまいました。600万円くらいの安馬だったのに獲得賞金7億円以上くわえて帰ってきた孝行者。一風変わった牝馬だったそうで、体重は牡馬もびっくり544キロ(牡馬でも500キロあったらかなり大きい方)、そしてギネスビールが大好物だそうな。今は育児で忙しいらしい。

ちなみにサラブレッドの父系を辿ると全て3頭の馬に辿りつくのは有名な話。サラブレッドは走るために作られた品種なのだ。ただし、実は最速の馬ではない。サラブレッドよりも短距離走が速い「クォーターホース」という品種もいたりする。馬術向けに品種改良された馬もいる。これだけ種類が豊富なのも、人間と馬の関係の深さの表れだろうか。

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